朝ロの車両用橋梁、495日で開通…韓国専門家「制裁、事実上無力化」

投稿者: | 2026年9月8日

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長とロシアのウラジーミル・プーチン大統領が2024年6月の平壌(ピョンヤン)首脳会談で合意した豆満江(トゥマンガン)自動車橋が7日、開通した。中国につながる新鴨緑江(アムノッカン)大橋に続き、ロシアへ向かう大型陸路まで確保したことになる。北朝鮮が朝中ロの密着が進む中でも、中国とロシアの間で自らの価値を高め、実利を最大化するとの分析が出ている。

朝鮮中央通信は8日、「(朝ロ)両国の国境都市である羅先市(ラソンシ)とハサンを連結する豆満江自動車橋が成功裏に完工して意義深い竣工の時刻を迎えた」とし、前日に羅先とハサンで同時に竣工式が開かれたと報じた。同通信は、橋が495日で完成したとし、「朝ロ両国間の経済協力の重要なインフラが構築、補強され、人的交流と観光、商品の流通をはじめとする多面的な協力を活性化していける保証がもたらされた」と評価した。

 北朝鮮は橋にソ連軍将校ヤコフ・ノビチェンコの名前を付け、朝ロの歴史的な縁も強調した。ノビチェンコは1946年、平壌駅前広場で開かれた三・一節記念式典で、金日成(キム・イルソン)主席に向けて投げられた手榴弾を身を挺して防いだ人物だ。北朝鮮はこれについて「両国人民の善隣友好関係を真実な同志的信頼関係として変わることなく強化し発展させようとする両国指導部と人民の確固たる意志の現れ」と強調した。

竣工式直後の最初の車列の先頭でも、朝ロの過去を象徴する場面が演出された。ノビチェンコの孫ニコライ・シェルビツキー氏が、ソ連時代の1980年式の赤い「ZAZ-968Mザポロージェツ」を運転して橋を渡った。

慶南(キョンナム)大学極東問題研究所のイム・ウルチュル教授は「対北朝鮮制裁が事実上無力化されていることを示す象徴的な場面」とし、「単なる物的インフラの拡充を超え、『朝中ロ大陸三角ブロック』の構築と北朝鮮の外交的地位の変化を示している」と分析した。

ただ、開通式の格は予想より低かった。同通信によると、朴泰成(パク・テソン)北朝鮮内閣総理とミハイル・ミシュスチン露首相は、それぞれ平壌とモスクワからテレビ会議の方式で出席した。1952年に建設された豆満江鉄橋以来、朝ロを結ぶ初の自動車橋という象徴性を考慮し、当初専門家の間では両国の最高位級要人が現地に出席する可能性も取り沙汰されていた。

両国が出席者の格を下げた背景には、膠着状態にあるウクライナの戦況が影響したとの見方が出ている。一部では、東海(トンへ、日本名・日本海)への出海権を念頭に置く中国が朝ロ間の陸路拡大を歓迎していないことを考慮し、北朝鮮が開通式の格を抑えた可能性も指摘されている。

豆満江自動車橋は2025年4月に着工した。当初、朝ロ首脳が締結した「包括的戦略パートナーシップ条約」の締結2周年にあたる6月19日に開通する予定だったが、工事が遅れ、日程も約3カ月ずれ込んだ。アクセス道路を含む全区間は4.7キロで、橋自体の長さはロシア側424メートルと北朝鮮側581メートルを合わせて約1キロだ。幅7メートルの対面通行2車線が設けられ、両側には数キロにわたるアクセス道路と税関・国境検問所などが設置された。

2026/09/08 16:11
https://japanese.joins.com/JArticle/354755

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