自衛隊の訓練を見て悟ったこと 【コラム】

投稿者: | 2026年9月27日

 日本の自衛隊が米・仏軍と共に行った2つの訓練現場に行ってきた。日本は最近、米国との訓練を過去最大規模に拡大し、協力国も増やしている。

 最初の現場はフランスと「ゲリラ撃破訓練」を行った宮城県。自衛隊が導入した攻撃型ドローンを投入するというので期待が大きかった。味方と敵に分かれ、廃墟や茂みに隠れた隊員たちが銃撃戦を繰り広げる場面は、実際の戦闘を彷彿とさせた。しかし、時間が来てもドローンは飛ばなかった。ドローン担当の隊員2人は約10分間、操縦機を点検して奮闘したが、具体的な原因は公開されなかった。先端電子機器の特性ゆえに発生した問題と見られた。結局この日の訓練は、実戦運用ではなく事後のデモンストレーションにとどまってしまった。何事にも徹底している日本、特に軍事組織がこのようなミスをしたことに驚いた。法的に軍隊ではない自衛隊特有の雰囲気のせいではないかと疑った。しかし、このような失敗や突発的な状況こそが訓練の本質であることに、後になって気づいた。

 北海道で開かれた過去最大の日米合同訓練「オリエント・シールド26」の現場は、はるかに良かった。日米の輸送機7機が上空から空挺部隊380人を降下させる超現実的な場面が繰り広げられた。「ジャンパー」と呼ばれる隊員たちが340メートルの上空からためらうことなく身を投じる姿が遠くからでもはっきりと見えた。しかし、最初から順調だったわけではない。強風の予報で訓練が1日延期され、当日も米軍と自衛隊は、出撃時間を合わせて情報を共有するために、30分の遅延を何回も繰り返すという事態が発生した。関東(入間基地)を出発した輸送機が北海道に到着した後も、しばらく上空を旋回するばかりだった。安全な降下地点を再確認し、風が収まるのを待ったのだ。地上の隊員たちは輸送機を安全区域に誘導するために発煙筒を焚き、風船を飛ばして風の方向と速度を随時チェックし、無線機で伝達した。実戦なら天気のせいにして作戦を先延ばしにできるだろうかという疑問も生じたが、このような訓練すらなければ、経験的な知識と対応能力を体得することはできないだろう。

 現場に行く前は、訓練が外見的な「見せかけ」だろうと思っていた。しかし、最大限実際のように構成されたそこには、予測不可能な変数と緊張感が満ちていた。問題は、実戦ははるかに過酷であるという点だ。装備の故障や悪天候だけでなく、極度の暑さや寒さ、睡眠不足、通信障害、補給の断絶、負傷、そして死の恐怖にまで向き合わなければならない。人間の想像力で予測可能な範囲を超える変数が潜む現実において、訓練を通じた生存法の習得は何よりも不可欠だ。

 最近、韓米最大の合同訓練「乙支(ウルチ)フリーダムシールド」が半分に縮小された。これがどれほど深刻な問題なのか、自衛隊の訓練現場を見て初めて悟った。想像力の貧困を埋め、生存法と対応力を育てるのが訓練の本質だ。今後、訓練の縮小や支障が繰り返されてはならない。「本物のような訓練」だけが戦争に勝つことも、抑止することもできる。

2026/09/27 07:00
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2026/09/23/2026092380197.html

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