「ロシアは北朝鮮とあらゆる技術を共有している」
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は4日(現地時間)、ロシアが最近、実戦で本格的に運用し始めたジェットエンジン搭載ドローンの新技術を北朝鮮と共有しているとして、このように述べた。大統領は同日、キーウで現地記者団との会見に臨み、ロシアが北朝鮮にジェット推進ドローン技術を移転した可能性について問われると、「そうだ、もちろんだ」と答えた。
■「韓国が北朝鮮兵の送還を要請」
ロシアは7月から、従来のプロペラ推進体ではなくターボジェットエンジンで飛行する「ゲラン」ドローンをキーウなど主要拠点に大量投入している。探知も迎撃も容易ではなく、最近ウクライナの主要施設がジェットドローンによる攻撃を受けている。ゼレンスキー大統領は、ロシアが今週だけでジェットドローン900機を発射し、このうち迎撃できたのは半数程度にとどまったと明かした。
「彼らは北朝鮮とあらゆる技術を共有している。これは北朝鮮がミサイルで彼らを支援したからだ」と大統領。その上で「北朝鮮軍の捕虜を生け捕りにした際、彼らは初期にロシアへ派兵された北朝鮮兵とは違っていた」「彼らは多くを学んでいた。ロシアからドローンの運用法だけでなく、(ドローンの活動を妨害する)電子戦の防御法まで学んでいた」と述べた。また「もしロシアが北朝鮮軍5万人を戦えるよう訓練したら、それは数十万人の北朝鮮軍に知識が共有されることを意味する」とも語った。
ゼレンスキー大統領は同日、北朝鮮軍捕虜の韓国送還について「韓国が北朝鮮兵の引き渡しを要請した」とし、「韓国憲法によれば、彼らは韓国人でもある」と述べた。これは、ゼレンスキー大統領が先月の国連総会演説で北朝鮮軍捕虜の送還事実を初めて公表した後、韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領が「非公開合意」を破ったとして反発し、謝罪を求めている中で示された初の立場表明だ。ただしゼレンスキー大統領はこの日、韓国との外交摩擦については直接言及しなかった。
ゼレンスキー大統領は、北朝鮮軍関連の情報を日本側と共有したとし、「日本は優れた技術を持つ素晴らしい国だが、現代戦を遂行した経験が不足しており、これは非常に危険な要素だ」と述べた。ウクライナと日本は最近、軍事・復興協力を巡って接近している。
■独メルツ首相がキーウを電撃訪問
同じく4日、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相はキーウを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談した。両首脳は並んで共同記者会見を開き、メルツ首相はウクライナに対する総額13億ユーロ(現在のレートで約2300億円。以下同じ)の追加支援策を発表した。このうち約10億ユーロ(約1770億円)は長距離攻撃兵器・戦闘用ドローン・衛星技術などを含む軍事支援だ。3億5000万ユーロ(約620億円)は、冬に備えた発電所・変電所、修理作業などに必要なエネルギー支援だ。メルツ首相は「ロシアを食い止められなければ、彼らの戦争機械はいずれわれわれに照準を合わせるだろう」と述べた。ゼレンスキー大統領はメルツ首相の訪問について「ウクライナへの支持であり、ドイツと欧州全体の勇気を示す重要なシグナルだ」と語った。
2026/10/06 09:03
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