「古本をコンテナ単位で買い取ります」…韓国にも届いた不審なメール(1)

投稿者: | 2026年10月12日

人工知能(AI)企業が背後で主導しているとみられる古本の大量買い取りの動きが、11日、韓国でも確認された。米国やドイツ、アイルランド、日本などでも同様の事例が報じられ、波紋が広がっている。専門家らは、AI企業が中古書籍を大量に買い取り、AIの学習に利用した後、廃棄しているとみている。

ソウル市松坡区新川洞(ソンパグ・シンチョンドン)にある書店兼文化施設「ソウル本宝庫」は、8月中旬、不審なメールを1通受け取った。米アリゾナ州の書籍流通会社B社の購買総括担当者を名乗るC氏は、自社について「米国で書籍を大量に買い取り、再販売する会社」と説明した。続けて、韓国語の古本を大量に購入したいと伝えた。

 具体的には、「韓国語の一般単行本(成人向けの教養書・文学書・実用書など)を、パレットまたはコンテナ単位で定期的に買い取るため、供給元を探している」と説明した。コンテナ1基には5万~8万冊の本が入る。C氏は、漫画や児童書は購入しないと明記した。代金はドルまたはウォンで前払いすることも可能だとするなど、積極的な購入意欲を示した。

C氏はさらに、「古書店の中で、大量販売(数百~数千冊単位)が可能な書店を紹介してもらったり、運営側を通じて一括購入について協議したりする方法はあるか」「売れ残って長期間保管されている在庫や寄贈された書籍のうち、外部に一括販売できるものはあるか」などと尋ねた。

ソウル本宝庫は2019年、大型古書店として開業した。25の古書店が1カ所に集まり、約12万冊の古本を販売していた。2024年に古本の販売を終了し、現在は新刊書店と複合文化施設として運営されている。それでも、検索サイトのグーグルで「secondhand bookstores in Korea(韓国の古書店)」と検索すると、現在もソウル本宝庫が上位に表示される。C氏はこれを見て連絡してきたとみられる。

ソウル本宝庫のキム・スヒョン本部長は「当施設はもう古書店ではないと返信した」とし、「当時は不審に思っただけだったが、今になって考えると、AI企業が学習のために韓国語の古本を購入しようとしていたのだと思う」と話した。

C氏らB社の関係者は、8月18~21日に韓国を訪問していた。訪韓時には、韓国のオンライン書店「YES24」の中古書店運営担当者らと面会した。YES24も、それ以前にソウル本宝庫と似たメールを受け取り、面会の予定を入れていた。

2026/10/12 13:34
https://japanese.joins.com/JArticle/356173

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