スーパー台風に発達した台風30号が台湾沖で北東に方向を変え、済州(チェジュ)南の海上を通過すると予想されている。このため今週末にかけて韓国国内にどのような影響を及ぼすかが注目される。
韓国気象庁によると、台風30号は21日、沖縄の南南東約970キロの海上を時速28キロで西北西に進んでいる。中心気圧は900ヘクトパスカル、最大風速は秒速59メートルで、強度区分のうち最も高い「強度5」(最大風速54メートル以上)だ。強風域の半径は510キロに達し、衛星画像では台風の目がはっきりと見えるほど強力な勢力に発達した。
◆寒気の壁に阻まれ…済州南方を通過して日本に上陸する可能性
台風30号は台湾沖で徐々に北東方向へ進路を変えると予想されている。26日には、台風の中心が済州西帰浦(ソギポ)の南約280キロまで接近する見通しだ。その後、台風30号は勢力がやや弱まった状態で日本の九州に上陸するとみられる。
現時点では台風が韓国に上陸する可能性は極めて低い。10月中旬を過ぎ、台風にエネルギーを供給する海水温が26度を下回っているうえ、寒気が韓半島(朝鮮半島)を覆って台風が北上できないように壁を形成しているからだ。
21日の日中からは北西から寒気が流れ込み、気温が急激に低下する見通しだ。このため22日のソウルの朝の気温は5度まで下がり、風も強く吹くため、首都圏の一部地域では体感温度が0度になると予想される。韓国気象庁は京畿道(キョンギド)、江原道(カンウォンド)、忠清道(チュンチョンド)、南部地方の各地に寒波注意報を発令した。発効時刻は同日午後9時以降となる。
◆台風がもたらす水蒸気がカギ「夏季のような雨も」
ただ、台風が運んでくる水蒸気の影響で週末には済州や南海岸を中心に強い雨が降る可能性がある。韓国気象庁は中期予報で「25日から26日午前にかけて忠清道と南部地方、済州島で雨が降る」とし「台風30号の進路や勢力によって降雨域や降雨の時期などが変わる可能性がある」と予報した。
慶北大のカン・ナムヨン地理学科教授は「発生が遅かった台風30号は寒気の壁に沿って日本方面へ進路を変える可能性が高い」としながらも「台風が直接的な影響を及ぼさなくても、台風が大量の水蒸気を持ち込むため、済州や南海岸を中心に夏季のような雨が降る可能性があり、事前に備える必要がある」と話した。
2026/10/21 14:53
https://japanese.joins.com/JArticle/356630