デモ暴徒化、略奪者に立ち向かった「フランスの孫悟空」が話題…ミーム拡散

投稿者: | 2026年10月22日

 【NEWSIS】フランスで教育問題や物価に抗議する大規模なデモが暴動・略奪の事態へと発展している中、略奪者に立ち向かう商人や市民たちの連帯の象徴として浮上しているものがある。ある商人は、店舗の入り口に力強く立ちはだかる姿が話題となり、「フランスの孫悟空」というニックネームまで付けられた。

 19日(現地時間)付ユーロニュースによると、先週末にフランス各地で繰り広げられたデモの最中、店を荒らす略奪者に立ち向かう市民たちの姿が収められた動画がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて拡散し、連帯と支持の声が高まっている。

 最も話題を呼んだ人物は、南部ニースのゲームショップ「マイクロマニア」の店員ピエールさんだ。ピエールさんは、パーカーを着た暴徒に背中を蹴られたり、什器まで投げつけられても、店の入り口を塞いで最後まで侵入を阻止した。

 この動画が広がるにつれ、ピエールさんは瞬く間に「勇気の象徴」として浮上した。特に、日本の人気漫画『ドラゴンボール』の主人公・孫悟空のポスターの隣で同じポーズで立っている姿が注目を集め、「フランスの孫悟空」というニックネームが付けられ、これがインターネット・ミームとなった。

 ピエールさんはフランスの放送局BFMのインタビューで、「ただ前に立って、人々がこれ以上攻撃的に入ってこないことを願うばかりだった」と当時の心境を打ち明けた。

 ニース市長エリック・シオティ氏は18日に店を直接訪れてピエールさんを激励し、インターネットユーザーたちは警察による加害者特定を助けるため、関連動画を自発的に分析している。

 パリで略奪に遭った携帯電話ショップの店主が絶望に打ちひしがれ、頭を抱えている動画もシェアされた。この男性は、わずか3カ月前に開業したことが伝えられ、多くの人が胸を痛めた。

 この男性の被害のニュースが伝えられると、大衆的な募金キャンペーンが始まり、わずか二日で8万8000ユーロ(約1億3000万円=約1550万円)が集まった。

 別の動画では、パリの女性商人が鉄の棒を持って略奪者を威嚇して追い払ったり、ある商人は下の階の眼鏡店を守るために上の階の窓からお湯を浴びせかけたりした。

 サン=テティエンヌで略奪者のほおをたたく男性や、暴徒がバス停留所を破壊しないように阻止する別の男性の姿も話題を呼んだ。ミュルーズでは、携帯電話ショップの店員たちが店に侵入しようとする人たちに立ち向かう場面も撮影された。

 フランス当局によると、週末の暴動でおよそ2400人が逮捕され、警察や憲兵、消防士らおよそ1000人が負傷したという。フランスのエマニュエル・マクロン大統領は破壊・略奪行為への強硬対応を警告し、一部地域には夜間通行禁止令が発令された。

2026/10/22 08:00
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2026/10/20/2026102080125.html

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