変曲点迎えた韓米同盟…同盟の核心は未来軍事態勢、韓国は「長期戦略」明確にしなくては(1)

投稿者: | 2026年10月25日

世間では韓国戦争(朝鮮戦争)後に北朝鮮の戦略的位置付けが歴史上最も強くなった。これに対し韓米同盟は最悪の状況という懸念が出ている。戦時作戦統制権返還をめぐる不和と在韓米軍の役割、対北朝鮮情報共有と合同訓練などさまざまな問題がふくらんでいる。不和の深刻性を判断するには個別の懸案より背景にある構造的変化を見なければならない。

70年ほどの間に韓米同盟に不和がなかった時期はほとんどなかった。韓米同盟は1953年の冷戦期に誕生し、1991年の冷戦終息後は新たな国際秩序に適応しながら発展した。2026年はまた別の変曲点だ。米中戦略競争、ウクライナ戦争、北朝鮮の核能力高度化と朝ロ軍事協力、人工知能をはじめとする軍事技術の変化が同時に進行している。

 トランプ米大統領の同盟の見方は確かに取引的だ。米国の負担を減らし同盟国の経済的、軍事的寄与を拡大しようとする。これに対しトランプ大統領がたびたび「ディープステート」と批判する米国の伝統的な軍事安全保障組織が推進する同盟変化はより根本的で長期的だ。米国の国家安全保障戦略(NSS)と国家防衛戦略(NDS)はインド太平洋の勢力バランスを維持し軍事的強圧による現状変更を抑制することを目標に提示する。トランプ大統領の同盟経済学は交渉し管理する問題だが、同盟の軍事的基盤を支えてきた米国の安全保障組織との戦略的認識の差ははるかに根本的で影響も大きいだろう。

◇現代戦経験蓄積した北朝鮮、軍事環境急変

在韓米軍のブランソン司令官の最近の発言もこのような戦略的変化の中で理解する必要がある。戦時作戦統制権や非武装地帯に関する個別発言が議論を引き起こしたが、核心は韓米同盟の未来軍事態勢だ。ブランソン司令官が強調する最初の概念は韓半島の地理的中心だ。韓国はアジア大陸に米軍が常時駐留する唯一の基地という戦略的位置を占める。彼はソウルと東京、マニラをつなぐ三角構図で韓国を大陸の前進拠点、日本を海洋の盾、フィリピンを南側の関門と説明する。3地域をつながった戦略空間と理解し、米国と同盟国の軍事的位置を活用して地域勢力バランスを維持しようとする構想だ。

2番目は軍事的抑制態勢だ。ブランソン司令官は在韓米軍の数より、どんな軍事能力をどんな位置でどんな権限で運用できるかを強調する。対北朝鮮抑止だけでなく強大国の軍事的秩序変更防止が目的だ。これは特定国を攻撃するための戦略とは区別される。米国が追求する勢力バランスと安定的平和は軍事的抑止を通じて維持されなければならないということだ。地域次元で韓国の軍事的責任とリスク負担の範囲は別途の合意が必要だ。

3番目の変化は人工知能に基づいた多領域役作戦だ。ブランソン司令官は多領域特任部隊(MDTF)の必要性を説明しながら、監視と探知、すなわち「sensing」を繰り返し強調する。地上と海上、空中だけでなく、宇宙、サイバー、電磁気領域で取得した情報を統合して戦場環境を正確に理解し、適合した軍事力を速やかに運用しなければならないということだ。米国が発展させるメイブンスマートシステムとAI基盤指揮統制体系はこのような変化を加速している。

2026/10/25 10:26
https://japanese.joins.com/JArticle/356776

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