金正恩氏の電撃訪中 情報当局「事前報告」も韓国政府は公表せず

投稿者: | 2026年10月26日

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の24日の中国・丹東への電撃訪問は秘密裏に行われ、中国到着まで具体的な動向は一般には全く知られていなかった。

 韓国政府の消息筋によると、韓国の情報当局は金氏の訪中計画をつかみ、22日に国会に報告する計画だった。情報当局は数週間前、金氏が中国の共産党第20期中央委員会第5回全体会議前の訪中を調整していることを確認し、動向を注視。訪中直前に国会に報告する方針だったという。

 同消息筋は「(情報当局は)中国当局の発表、または金正恩氏の訪問前に国会に報告する(ことを決めていた)」と説明した。情報機関・国家情報院(国情院)は昨年8月、金氏が訪中した際、中朝の発表前に国会に関連動向を報告していた。

 国情院は当初予定より1日遅い今月23日、国会情報委員会の李亮壽(イ・ヤンス)委員長や同委員会の与党「共に民主党」の幹事を務める尹建永(ユン・ゴニョン)議員ら一部の議員に金氏が今週末にも訪中する可能性が高いと非公開で報告した。

 当時、情報委員会の委員らは取材に対し、金氏が死亡したとの情報は事実ではないという報告を受けたと伝えたが、金氏の訪中に関する報告があったかどうかについては公表しなかった。尹氏は「当時(23日)の状況では事前にリークすることはさまざまな面で好ましくないと思ったため、メディアに伝えなかった」と述べた。

 情報当局は24日午前、情報委員会に対し、金氏が日帰りで帰国することが「確実」などの情報を追加で報告したという。

 中朝が金氏の訪中を秘密裏に進め、韓国の情報当局と国会も公表せず、海外のメディアでも関連動向が報じられなかった。中国に多数の取材陣を常駐させ、北東アジア情勢を迅速に報道する日本のメディアも金氏の訪中を報じていなかった。韓国政府は24日昼ごろ、日本メディアが丹東で交通規制が敷かれ、北朝鮮高官が訪中する可能性があると報道したことを受け、取材に応じる方針を決めたという。

 一方、情報当局は23日、金氏が中国の李強首相と会談する予定だと報告したが、李氏ではなく中国共産党序列4位の王滬寧・人民政治協商会議(政協)主席と面会した。政府消息筋は「当初は(面会相手が)李首相だったが急きょ、王滬寧主席に変更されたようだ」と明らかにした。

2026/10/26 16:05
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20261026002700882

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