現代(ヒョンデ)自動車が東南アジアでの現地生産を通じて電気自動車市場攻略にスピードを出す。現代自動車は1日、インドネシアで生産したバッテリーを搭載した電気自動車の生産に出ると明らかにした。バッテリーから電気自動車生産まで現地工場で行う現地化戦略だ。インドネシア製バッテリーを初めて搭載するモデルは新型「コナ・エレクトリック」だ。
電気自動車バッテリーは現代自動車グループとLGエナジーソリューションがインドネシアのカラワン産業団地に建設した合弁会社HLIグリーンパワーで生産する。現代自動車などは3日にHLIグリーンパワー工場竣工式を開く。工場竣工によりバッテリーセルから車両生産に至る生態系を構築し生産効率を上げられるものと現代自動車は期待している。現代自動車関係者は「電気自動車のバッテリーセルから完成車まで現地で直接生産するのはインドネシアに進出した自動車メーカーで現代自動車が唯一だ」と説明した。
これまで東南アジアは日本車の庭と見なされた。だが電気自動車時代を迎えてこうした公式が崩れている。現代自動車は2022年9月にインドネシア生産法人(HMMI)を設立して東南アジア市場開拓に向け動き始めた。インドネシア工場では現地特化戦略モデルである小型スポーツ多目的車(SUV)「クレタ」を含め、電気自動車「アイオニック5」など4種を生産している。今回コナ・エレクトリックが加わり現地生産モデルは5種に増える。このうち2モデルが純電気自動車だ。現代自動車によるとHMMIは110.9%の稼動率を記録し、韓国工場の114.9%を除き海外工場で最も高い稼動率を見せている。
インドネシアを含め人口6億7000万人を誇る東南アジアは次世代自動車市場需要を責任を負うべきブルーオーシャンに浮び上がっている。昨年アセアン内自動車販売台数は335万台に達する。
2024/07/02 09:11
https://japanese.joins.com/JArticle/320577