韓国のビッグテックであるNAVERが9日、今年第2四半期の売上高は2兆6105億ウォン(約2800億円)、営業利益は4727億ウォン(約509億円)と暫定集計されたと公示した。歴代四半期最高の実績だ。ネイバーは生成型人工知能戦略と日本のLINEヤフーの持分に関する議論に関しては「既存戦略を維持する」として自信を示した。
第2四半期のNAVERの売上は前年同期比8.4%、直前四半期比3.3%増加し、営業利益は前年同期比26.8%増加した数値だ。ネイバーは特に、サーチプラットフォーム(検索・広告)、コマース、フィンテックなど主要事業部門が均等に成長し、検索広告の目標物(ターゲティング)高度化効果に力を得て前年同期対比7.5%、前四半期対比8.1%増加した9784億ウォンを記録した。
人工知能と接合したクラウドの売上増大などで関連売上も前年対比19.2%、直前四半期対比6.5%増加した1246億ウォンを記録した。この日の実績発表説明会(カンファレンスコール)でNAVERのチェ・スヨン代表は「主要成長ドライブである人工知能(AI)で主要プロクダクツの改善に努めており、それに伴い広告、コマース部門に期待している」と明らかにした。また、まだ人工知能検索である「Q:」サービスがモバイルで確認されていない部分に対しては「今後費用が伴ってもB2Cサービスを増やしていく」と話した。
LINEヤフーの持分に関連しては、キム・ナムソン最高財務責任者(CFO)が「LINEヤフーと関連してAホールディングスの持分率を1～2%程度減らすつもりであり、全体的な規模をどのようにするかは9月中に確定するだろう」と明らかにした。チェ代表は「総務省の行政指導がセキュリティガバナンスに対するものであることが明確になり、既存の(大株主地位)戦略を維持し、企業間のシナジーを強化するものと考えている」とした。
2024/08/09 10:45
https://japan.hani.co.kr/arti/economy/50799.html