韓国KBS、光復節の「君が代放送」を謝罪…「本当に狂ったのかと思った」

投稿者: | 2024年8月16日

 韓国放送(KBS)が、オペラ「蝶々夫人」の光復節での放送について公式に謝罪し、追加放送の中止を決めた。

 KBSは15日に公式声明を発表し、「7月末に放送予定だったが、五輪中継で延期され、光復節の未明に放送されることになった」として、「放送内容に問題がないのか、時期的に適切かどうかを正確に確認・検討できなかった製作スタッフのミスであり、意味深い光復節に騒動を起こしたことについて、改めて深くお詫び申し上げる」とした。さらに、「今後、こうしたことがふたたび発生しないよう、放送経緯を真相調査し、適切な責任を問うなど、製作によりいっそう注意する」として、「放送予定だった『蝶々夫人第2部』は別の公演に変更することを決めた」と付け加えた。

 この日深夜12時、KBS第1テレビ(KBS1)の「KBS中継席」は、6月にソウルの芸術の殿堂で公演されたプッチーニのオペラ「蝶々夫人」を録画放送した。16日未明12時20分には、第2部の放送が予定されていた。放送後に視聴者から、あえて光復節に着物と君が代が出てくる日本を舞台にしたオペラを放送する必要があったのかと非難され、物議を醸した。さらに、KBSの視聴者請願に「光復節に着物を放送するなんて、本当に狂ったのかと思います」と題する請願が投稿され、この日午前時点で6700人が請願に同意した。30日間で1000人の同意を得られれば、KBSが公式に返答しなければならない。

 一方、この日、KBSは放送中に逆転した太極旗のグラフィックを使用し、物議を醸したりもした。この日午前9時55分、KBS第1テレビ(KBS1)の天気予報で、左右反転した太極旗のグラフィックが背景に画面に映しだされたのだ。放送場面をみると、中央の太極模様の周辺の乾坤坎離の位置が反対になっていることを確認できる。XなどのSNS上では「太極旗すら逆に放送するKBSは色々と問題を起こしている」などの非難の世論が出ている。

 これについてKBSはこの日、公式声明を通じて「太極旗の左右が反転するミスがあった」として、「心よりお詫びいたします。今後、このような問題が繰り返されないよう、細心の注意を払い、製作に最善を尽くす」と謝罪した。

2024/08/15 19:03
https://japan.hani.co.kr/arti/culture/50862.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)