世界3位の半導体装備企業の米ラムリサーチが竜仁(ヨンイン)半導体クラスターに入居した最初のグローバル半導体企業となった。ラムリサーチはオランダのASML、米国のアプライドマテリアルズ、日本の東京エレクトロン(TEL)と共に世界半導体装備企業「ビッグ4」に挙げられる。
ラムリサーチは8日、京畿道竜仁市器興区(キフング)芝谷(ジゴク)産業団地で竜仁キャンパスオープニング行事を開き、韓国への投資を増やしていくと明らかにした。この日の行事にはラムリサーチのティム・アーチャー会長兼最高経営責任者(CEO)をはじめ、李相逸(イ・サンイル)竜仁特例市長、ジェームス・キム駐韓米国商工会議所会長らが出席した。
ラムリサーチは今年下半期、京畿道東灘(ドンタン)・板橋(パンギョ)にあったラムリサーチコリア本社と研究開発(R&D)施設を合わせて竜仁キャンパスに移転する。近隣にサムスン電子やSKハイニックスが計482兆ウォン(約53兆円)を投資し、世界最大規模の半導体メガクラスターを造成中であるからだ。アーチャー会長は「竜仁半導体クラスターに最初に足を踏み入れたグローバル半導体企業になったことを誇りに思う」とし「今後も韓国の半導体生態系と共にする」と述べた。
ラムリサーチは半導体装備製造工場を含め、R&D・教育などすべての主要施設を韓国に置いている。主力事業に挙げられるエッチング装置がチップ生産に必須であるだけに、サムスン電子・SKハイニックスで売上高の相当部分が発生する。ラムリサーチのパク・サンウク専務は「米国本社の研究所を除けば、この日にオープンした竜仁キャンパスは全世界で最大のR&D研究拠点」と説明した。ラムリサーチと韓国半導体産業協会、成均館大はこの日、「K-半導体人材養成のための産・学・政協力プログラムに対する了解覚書締結式」を開き、半導体高級人材教育に協力することにした。
2024/10/09 13:42
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