韓国の1人あたりの国内総生産(GDP)が昨年に続いて今年も日本・台湾を上回るという国際通貨基金(IMF)の予想があった。韓国銀行(韓銀)などによると、IMFは22日に発表した報告書「世界経済見通し」(World Economic Outlook)で、今年の韓国の1人あたりのGDPを3万6132ドルと推定した。これは前年(3万5563ドル)比で1.6%増。
日本の1人あたりのGDP推定値は3万2856ドルと、前年(3万3899ドル)比でむしろ3.1%減少した。韓国との差が開いたということだ。台湾は昨年の3万2404ドルから今年は3万3234ドルへと2.6%増えると推定された。台湾が日本より多い。韓銀の関係者はIMFの推定値について「円安の影響で日本のドル基準での1人あたりのGDPが相対的に低く出てきた」とし「日本の低成長の流れも考慮されたようだ」と説明した。
来年の場合、韓国と日本・台湾の差が今年より縮小すると予想された。IMFは来年の韓国の1人あたりGDPを3万7675ドルと推定した。日本(3万3234ドル)より2064ドル、台湾(3万2859ドル)より2751ドル高い。IMFは韓国の経済成長率を今年2.5%、来年2.2%と予測している。日本は0.3%と1.1%、台湾は3.7%と2.7%と予想した。
ただ、今年の購買力平価(PPP)基準の1人あたりのGDPは台湾(7万931ドル)が韓国(6万2960ドル)を上回った。日本(5万3059ドル)が3カ国のうち最も低かった。これは各国の異なる物価水準などを勘案して調整した為替レートを適用した結果だと、韓銀の関係者は説明した。
一方、IMFは韓国が2027年に初めて1人あたりのGDPが4万ドルを超えると予想した。
2024/10/24 16:28
https://japanese.joins.com/JArticle/325373