日本政府が25日、「佐渡島の金山 追悼式」式典が韓国不参加で不完全な行事に終わったことについて遺憾の意を表した。
林芳正官房長官はこの日午前の記者会見で、「佐渡島の金山 追悼式」に韓国が参加しなかったことについて、政府見解に関して「韓国側の欠席の理由について説明する立場にはないが、韓国側が参加しなかったことは残念だ」と明らかにした。
これに先立ち、日本は日帝強占期の朝鮮人強制労役の現場である佐渡金山を世界遺産に登録し、韓国の同意を得るためにすべての労働者を追悼する行事を毎年開催することにした。
しかし両国の間で名称や出席者などを協議する過程で葛藤が生じたことから、前日24日に日本側が佐渡島で開いた「佐渡島の金山 追悼式」式典に韓国の遺族や政府関係者は出席しなかった。
◇佐渡金山の遺族・政府、日本で別途「追悼行事」開催
韓国は25日午前9時、別途の追悼行事を新潟県佐渡市にある佐渡金山の朝鮮人宿舎だった「第4相愛寮」跡で開催した。
当初遺族は日本側が前日に佐渡金山で主催した追悼式に出席しようと23日に新潟県入りした。
しかし日本側が靖国神社を参拝した前歴のある生稲晃子外務政務官を日本政府代表として追悼式に出席させることを決めると、韓国政府と遺族は日本側追悼式への不参加を決めた。
また、日本は「朝鮮人強制徴用」などの表現を追悼のあいさつに含めるよう求める韓国政府の要請を受け入れなかったという。
遺族は24日、別途の追悼式の開催を控えて佐渡島に位置した相川郷土博物館に訪問して展示物を見学する日程を持った。当時、遺族は特別な立場または所感は出さず、同行したガイドから展示の資料説明を聞くなど約10分ほど展示物を見て回った。
2024/11/25 13:44
https://japanese.joins.com/JArticle/326615