ブリンケン長官に続いて岩屋外相が訪韓…政府、「首脳外交の空白」カバーに注力

投稿者: | 2025年1月10日

岩屋毅外相が13日に訪韓すると、韓国外交部が10日明らかにした。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に対する弾劾訴追で首脳外交が不可能になった中、政府は外交長官級で主要国との協議を強化し、空白を埋めるために注力する雰囲気だ。

外交部によると、趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官と岩屋外相は13日午後に会談する。会談後には共同記者会見も開く予定だ。岩屋外相は1泊2日の日程を消化する計画という。

 今回の会談の主な議題は修交60周年を迎えて推進中のさまざまな記念事業などに関する事案になるとみられる。また、韓国の混乱した国内政治状況の中でも韓日関係の強化という両国の基調に変わりはないという点を再確認すると予想される。

岩屋外相は韓国の民主主義体制を信頼するというメッセージを発信する一方、崔相穆(チェ・サンモク)大統領権限代行経済副首相兼企画財政部長官体制で韓国との協力を継続するという立場を明らかにすると期待される。岩屋外相は7日、韓国の弾劾状況に関連し「韓国の民主主義の強靭性というものを信じている」と立場を明らかにした。

トランプ政権発足前に開かれる今回の会談では、より一層強まる米国優先主義政策が域内に及ぼす影響について議論し、韓日両国が協力できる領域などに関する意見交換があると見込まれる。同盟を軽視する「トランプリスク」に対応して韓米日安保協力体制をどう継続するかも議論の対象となる可能性が高い。

今回の岩屋外相の訪韓は日本側が先に要請したという。ここには米国で新政権が発足する中、インド太平洋地域で日本がリーダーシップを発揮するという意図もあると考えられる。中日間で王毅外相の早期訪日に合意した中、日本側はこれを契機に韓日中外相会談を開催する案も進めている。日本は今年、3カ国首脳会議の議長国だ。

6日のブリンケン米国務長官の訪韓に続いて岩屋外相が韓国を訪問するなど、主要国の外交トップが相次いでソウルで韓国を信頼するというメッセージを公開発信するのは、韓国に対する国内外的な懸念を緩和するのに役立つとみられる。

2025/01/10 13:55
https://japanese.joins.com/JArticle/328474

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