イングランドプロサッカープレミアリーグ(EPL)のトッテナム・ホットスパーが高額の移籍料を受けて「キャプテン」孫興慜(ソン・フンミン、33)をサウジアラビアのクラブに送り出す可能性があるという英メディアの報道があった。
英日刊紙ザ・サンは30日(日本時間)、「孫興慜がサウジのクラブの獲得対象に挙がっている」とし「トッテナムの消息筋によると、この夏に高額のオファーがあれば球団は孫興慜の移籍を考慮するだろう」と報じた。
続いて「アル・ナスルでプレーするクリスティアーノ・ロナウドがサウジを離れると予想される中、サウジのクラブは孫興慜をロナウドの代わりの選手として注目した」とし「孫興慜は韓国で『国民アイコン』として愛されている。サウジのクラブ幹部は孫興慜が東アジアのファンにサウジリーグを知らせることができるとみている」と説明した。
続いて「サウジのクラブは当初リバプールのモハメド・サラー獲得を狙っていた」とし「サラーがEPLの舞台に残ることになり、孫興慜が代わりにターゲットとして関心を集め始めた」と伝えた。
孫興慜は今季、公式戦46試合(EPL30試合7得点、ヨーロッパリーグ10試合3得点、リーグカップ4試合1得点、FAカップ2試合0得点)に出場し、11得点12アシストという成績だった。孫興慜がEPLで1けた得点に終わったのはトッテナムに移籍して最初のシーズンだった2015-16シーズン(4得点)以来。
個人の成績には物足りなさがあるが、トッテナムは今季、欧州サッカー連盟(UEFA)ヨーロッパリーグで優勝し、孫興慜も欧州15シーズン目で初めてチャンピオントロフィーを手にする歓喜を経験した。
ザ・サンは「孫興慜はトッテナムの核心メンバーであり、得点とアシストを重ねてきたが、今季は他の選手たちと同じくやや振るわなかった」とし「トッテナムは収益性が高いUEFAチャンピオンズリーグ進出権を確保したが、孫興慜の移籍で高額の移籍料が入れば新しい選手を獲得するための資金の確保に役立つだろう」と伝えた。
2025/05/30 14:00
https://japanese.joins.com/JArticle/334420