韓国代表チームが史上初めて世界総合大会の陸上リレー種目で金メダルを獲得した。そのメンバーの一人が大ヒットドラマ『太陽の末裔(まつえい)Love Under The Sun』の子役だったことが分かり、話題になっている。
27日(現地時間)、ドイツのライン・ルールで行われた国際大学スポーツ連盟(FISU)ワールドユニバーシティゲームズ(以下、2025ライン・ルールFISUゲームズ)の陸上男子400メートルリレー決勝で、ソ・ミンジュン=忠清南道舒川郡庁=、ナマディ・ジョエル・ジン=慶尚北道醴泉郡庁=、イ・ジェソン=光州広域市庁=、キム・ジョンユン=韓国体育大学=からなる韓国代表チームは38秒50をマークし、金メダルを獲得した。韓国が世界総合大会の陸上リレーで優勝したのは今回が初めてだ。
予選7位(39秒14)で決選に進んだ韓国代表チームは、決選で南アフリカに0.3秒差を付け、痛快な逆転勝ちを果たした。
2006年生まれのジョエル・ジンは、2016年に大ヒットしたKBS第2ドラマ『太陽の末裔』に子役として出演したことがある。
ジョエル・ジンはこのドラマで、ウルクという仮想の紛争地帯に医療奉仕団の一員としてやって来た医師イ・チフン(SHINee〈シャイニー〉オンユ)が靴を与えると、「これ(靴)じゃなくてヤギを買って。ヤギが飼いたい」と訴える少年を演じ、視聴者たちに深い印象を残した。このため、ジョエル・ジンは「ヤギ少年」とも呼ばれた。
ジョエル・ジンは走り幅跳びの選手だったナイジェリア人の父親と韓国人の母親の間に生まれた。陸上競技を始めたのは小学校5年生の時からだ。
ジョエル・ジンは昨年、韓国陸上男子高等部100メートルの新記録を打ち立てている。
この日閉幕した2025ライン・ルールFISUゲームズで、韓国はメダル57個(金21・銀9・銅27)を獲得し、日本・中国・米国に続き国別メダル獲得数で4位となった。
キム・ミョンイル記者
2025/07/30 09:40
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