孫興慜vsメッシの対決はいつ? ロサンゼルスFC移籍で気になる5つの点

投稿者: | 2025年8月7日

米メジャーリーグサッカー(MLS)ロサンゼルスFCに入団した孫興慜(ソン・フンミン)は「新しいチャプター」という表現を使った。同じサッカーだが「新しいチャプター」では多くのことが変わる。孫興慜は7日(日本国時刻)に開かれた入団記者会見中、「フットボールと言うべきか、サッカーというべきか」と語った。孫興慜が迎える「新しいチャプター」に関して気になるいくつかの点を調べた。

Q:リーグはどう進行するか。

 英国など欧州のサッカーシーズンは8月中旬に始まりって翌年5月に終わる。MLSは2月に開幕して11月に終わる。夏にはオールスター戦が開催される。米国は東部・西部カンファレンスに分けてリーグが進行される。各カンファレンスにはそれぞれ15チームがある。東部・西部で9位までがプレーオフに進出する。ロサンゼルスFCは現在10勝6敗6分けの6位で、プレーオフ進出安定圏にいる。プレーオフ1ラウンドは2先勝制で行う。カンファレンス準決勝、カンファレンス決勝、カンファレンス優勝チーム同士が対戦するMLSカップ決勝は1試合で勝敗を決める。

Q:メッシと孫興慜の対決は可能なのか。

可能だ。東部・西部カンファレンスに分かれているが、いくつかのチームとは「クロスカンファレンス」試合を行う。ただ、日程上、別のカンファレンスのすべてのチームと対戦するわけではない。

可能性は高くないが、両チームが東西部カンファレンスプレーオフで優勝すればMLSカップ決勝で激突する。またリーグではなくても対戦する可能性がある。ロサンゼルスFCは4月の北中米チャンピオンカップ8強戦でメッシがいるインテル・マイアミCFとホームアンドアウエーで2回対戦した。ロサンゼルスFCが第1戦では1-0で勝利し、第2戦では1-3で敗れた。メッシは第2戦で2得点した。

Q:ロサンゼルスFCで孫興慜の同僚やライバルは誰か。

孫興慜はライバルがいなければならない選手ではない。チームを引っ張らなければならないリーダーだ。攻撃陣では今季21試合で13得点したMLS西部カンファレンス得点1位のデニス・ブアンガ(30)がいる。ガボン国籍だが、フランス生まれでウイングフォワードで活躍している。ロリアン、ニーム、サンテティエンヌなどフランス1部リーグ135試合で35得点した。

フランス代表出身の老将、FWオリヴィエ・ジルー(38)は先月、ロサンゼルスFCと決別して仏リールに移籍した。守備ラインでは米国代表CBアーロン・ロング(32)が主軸だが、アキレス腱をけがして今季の復帰は難しい。GKウーゴ・ロリス(38)は2015年から23年まで孫興慜と共にプレーした。

Q:チームの戦術と監督はどうか。

スティーブ・チェルンドロ監督(46)は2022年からロサンゼルスFCを指揮している。今年が4年目となる。初年度の2022年にMLSでリーグ優勝し、MLSカップまで手にした。2024年にはUSオープンカップを制した。

ロサンゼルスFCでは今季が最後となる。チェルンドロ監督は4月、今季後にチームを離れて欧州で新たな挑戦をする意向を明らかにした。米国生まれだが、選手生活は独ブンデスリーガーのハノーバー96で左DFとして2014年まで15シーズンをプレーし、主将まで務めた。4-3-3のフォーメーションを好んで使う。孫興慜が加勢した序盤はさまざまな攻撃戦術を試みてパズルを合わせるとみられる。孫興慜が左ウイングに位置し、ブアンガが右ウイングに移動する可能性もある。ブアンガが左ウイング、孫興慜がトップを含むフリーロールになることも考えられる。

Q:ほかに変化はあるのか。

長距離移動は孫興慜にとって新しい経験になるだろう。ロサンゼルスFCは8月10日から3週間、シカゴ、ニューイングランド、ダラスと「アウェー3連戦」を行う。移動距離は9500キロにのぼる。リーグは米国式フランチャイズ制度で、欧州サッカーと違って降格がない。降格という負担なくプレーすることができる。

2025/08/07 15:35
https://japanese.joins.com/JArticle/337320

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