李大統領、光復80周年で「韓日の過去を直視、より大きな協力」表明へ

投稿者: | 2025年8月15日

 李在明(イ・ジェミョン)大統領は15日の光復80周年の祝辞で、韓日関係について「過去を直視しつつ、信頼を土台としたより大きな協力で、未来指向的な関係を作っていかなければならない」との考えを表明する見通しだ。

 大統領室のカン・ユジョン報道官は14日のブリーフィングで、李大統領が15日に発表する祝辞について、「韓日間の歴史問題は原則をもって対応するものの、両国間の信頼と政策の連続性を土台として未来志向的な協力を推進するという方向性を提示する予定」だとして、上のように明らかにした。今月23~24日に韓日首脳会談を控えている中、未来指向的な関係を確立しつつも歴史問題には背を向けない、ということと読み取れる。カン報道官は「直接的なワーディング(文言)は祝辞の中に含まれており、(大統領の)肉声でお聞きになるのがよいだろう」と述べた。

 南北問題については、急がないとの立場を示した。カン報道官は「対北朝鮮・統一分野については、北朝鮮に対する具体的な提案というより、李政権の対北朝鮮・統一ビジョンと基本的な方向性を明らかにすることを主眼にしている」と説明した。そして「この3年間の強対強の南北関係のせいで不信の壁が高く、北朝鮮の敵対的態度は相変わらずだ。このような状況を考慮し、平和の大切さと南北関係の信頼回復の必要性を強調する予定」だと述べた。

 先に朝鮮労働党中央委員会のキム・ヨジョン副部長が「ソウルの希望は愚かな夢に過ぎない」と題する談話で、「我々は国境線に配置した拡声器を撤去したことがなく、また撤去する意向もない。我々は、米国の忠実なしもべであり忠実な同盟国である韓国との関係を改善する意志はまったくない」と述べるなど、排他的な立場を表明していることを考慮したものとみられる。

 さらにカン報道官は「過去の南北対話の過程で結ばれた主な合意書の意味と精神を評価し、それを尊重していくという意志も明らかにする」と説明した。

 カン報道官はまた「北朝鮮の核能力が高度化し、国際情勢の流動性も深刻化している」として、「李大統領が追求する核なき平和な朝鮮半島を作るための国際協力の必要性も訴える」と強調した。

2025/08/14 17:16
https://japan.hani.co.kr/arti/politics/53962.html

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