日本防空識別圏を侵犯…韓国国防部、空軍幹部10余人を懲戒要求など処分

投稿者: | 2025年9月1日

韓国国防部が先月発生した韓国空軍輸送機の日本防空識別圏(JADIZ)無断進入事件に関連し、任務の遂行に問題があった空軍関係者10余人に懲戒要求および注意処分をした。

国防部は31日、「監査の結果、空軍輸送機の嘉手納基地非常着陸過程で領空通過協調や指揮系統報告など任務遂行に問題があったことを確認した」とし「関連人員10余人に対して懲戒要求、警告、注意などの措置を取った」と明らかにした。

 事件は先月13日に発生した。訓練のためグアムに向かっていた空軍C-130輸送機は日本領空通過の承認を受けることができず計画に支障が生じた。う回路を選択したことで燃料不足が懸念され、結局、沖縄県嘉手納米軍基地への非常着陸を推進した。

この過程で操縦士が日本管制所に「予防着陸(Precautionary Landing)」を通知したが、日本側はこの用語を理解できなかった。その結果、事前承認なくJADIZに進入することになり、日本の戦闘機が緊急出撃する事態となった。

その後の交信過程で日本管制所が国際遭難信号「メーデー(MAYDAY)」呼び出しを要求をし、操縦士がこれに従って非常着陸が許可された。

空軍は「メーデーは航空機の欠陥など救助が必要な緊急状況で使用する用語だが、当時の状況は単純な欠陥でなく燃料不足の懸念による予防的着陸だった」と説明した。続いて「『予防着陸』は国際的に空軍で通用する用語であり、操縦士がこれを使った」と伝えた。

今回の措置は国際交信体系と軍内部用語の違いが混乱をもたらした事例であり、今後、制度的な補完と交信手続きの改善が必要という指摘が出ている。

2025/09/01 07:59
https://japanese.joins.com/JArticle/338195

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