韓国首相、日本主導のCPTPP加盟に「肯定的検討」

投稿者: | 2025年9月10日

金民錫(キム・ミンソク)首相が包括的・先進的環太平洋経済連携協定(CPTPP)加盟を本格検討する意向を明らかにした。日本経済新聞が10日に報道した。

金首相はこの日同紙が公開したインタビューで「韓国と日本の経済協力をさらに強化するという次元で肯定的な方向で考えている」と話した。金首相と日経のインタビューは8日に政府ソウル庁舎で行われた。

 金首相はCPTPPがアジア全体の経済協力という観点でも重要性があると述べた。トランプ米大統領の強力な関税政策により韓国の対米輸出減少が懸念される中で貿易多角化の必要性を認識したとみられると同紙は指摘した。

ただ金首相は具体的な加盟時期に対しては「今申し上げるのは難しい。さまざまな条件が総合的に検討されなければならない」として慎重な態度を見せた。市場開放で打撃が懸念される農業分野に対する支援策など国内世論対応が必要なものとみられると同紙は解説した。

CPTPPはアジア太平洋諸国間の自由貿易と経済統合を目標にする多国間貿易協定だ。当初米国が主導した環太平洋経済連携協定(TPP)として始まったが2017年に第1次トランプ政権が離脱し、名称を変えて日本主導で維持されている。

2025/09/10 11:36
https://japanese.joins.com/JArticle/338557

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