韓国代表の主力ストライカー競争、本格的に始まる

投稿者: | 2025年9月12日

2026北中米ワールドカップ(W杯)まで1年も残っていない中、サッカー韓国代表のストライカー競争が本格的に始まっている。

韓国代表の洪明甫(ホン・ミョンボ)監督が9月の国家代表評価試合(Aマッチ) 2連戦で孫興慜(ソン・フンミン、ロサンゼルスFC)に1トップを任せる、いわゆる「ソントップ(孫興慜の1トップ)」戦術をテストしながらだ。孫興慜は7日の米国戦に1トップで先発出場し、1ゴール・1アシストと大活躍した。続いて10日のメキシコ戦では後半から交代出場して左サイドでプレーし、終盤には最前方に移動した。メキシコ戦でも孫興慜は同点ゴールを決めた。

 また、昨年まで代表チームのFWの3番手オプションだった呉賢揆(オ・ヒョンギュ、24、ヘンク)が急成長を見せた。メキシコ戦の逆転ゴールなど今年のAマッチ6試合で3得点した呉賢揆は洪監督から合格点を受けた雰囲気だ。それでも油断はできない。これまで洪明甫監督の代表チームに呼ばれたストライカーは多い。洪監督が指揮棒を握った昨年9月以降、代表チームで活躍したストライカーは孫興慜と呉賢揆のほかにも3人いる。

ベテランストライカー朱敏圭(チュ・ミンギュ、35、大田)は代表チーム復帰を虎視耽々と狙う代表的なゴールゲッターだ。2021、23シーズンのプロサッカーKリーグ1で得点王になった朱敏圭は、洪明甫チームに序盤から名を連ねていたが、今回の9月の招集メンバーからは抜けた。5月までリーグで10得点したが、暑さが厳しくなった6月以降は1得点にとどまり、得点ペースが大きく落ちた。来年36歳の朱敏圭が代表チームでストライカーとしての競争力を維持できるのか疑問を抱く人も少なくない。大韓サッカー協会(KFA)のヒョン・ヨンミン戦力強化室長は「大きな大会では経験が豊かで老練なベテランの役割がある。(朱敏圭は)ゴールゲッターでは珍しくパス能力が卓越していて、決定的な瞬間にパスでもゴールでも一発がある」と評価した。

長身(193センチ)のFW呉世勲(オ・セフン、26、町田)はストライカー競争で最もリードしているという評価を受けた。洪監督の就任後、代表チームから一度も抜けていない。ただ、Aマッチ9試合で2得点と物足りない成績だ。所属チームでも得点が少ない。日本Jリーグ1(1部) 25試合に出場して2得点だ。呉世勲をテストして確信を持てなかった洪監督は別のストライカーに視線を向けた。呉世勲は今回の9月のAマッチに招集されたものの出番はなかった。それでも呉世勲には依然としてチャンスがあるというのが大半の意見だ。チョン・ジョンボン解説委員は「前方でボールをキープする能力とヘディング力は候補のうち最も優れている」とし「代表チームに呼ばれ続けている点も依然として洪監督の構想にあるということ」と分析した。

2000年生まれのゴールゲッター、イ・ホジェ(25)も候補の一人だ。イ・ホジェは7月の東アジアサッカー連盟(EAFF)E-1チャンピオンシップ(東アジアカップ)で初めて太極マークを付け、3試合に出場して代表初ゴールを決めた。今回の9月のAマッチ代表チームには選ばれなかったが、洪監督が注目している選手だ。選手時代に「キャノンシューター」として有名だった父イ・ギヒョン(51)と似たイ・ホジェも大きな体格(身長191センチ)を生かした強力なシュートと決定力が目を引く。けがから復帰した趙圭誠(チョ・ギュソン、27、ミッティラン)もいる。2022カタールワールドカップ(W杯)で2得点してスターに浮上した趙圭誠は昨年5月の膝のけがと合併症で1年3カ月間もリハビリに専念した。実力はすでに検証されているだけに、競争にやや遅れて加わってもチャンスはあるという評価を受けている。

チョン・ジョンボン解説委員は「孫興慜を除いたすべての選手は終盤まで激しく競争するはず」とし「結局、洪監督がいつも強調してきたように『W杯が開催される来年6月ごろ誰が最も良い競技力を維持しているか』がストライカー競争の基準になる」と話した。

2025/09/12 15:10
https://japanese.joins.com/JArticle/338652

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