トランプ氏「3選出馬? できるならいいと思う」…憲法禁止にも余地残す

投稿者: | 2025年10月28日

米国のドナルド・トランプ大統領が、憲法上禁止されている3期目への挑戦について「できるならいいと思う(I would love to do it)」と述べ、出馬の意向をにじませた。

ホワイトハウス共同取材団によると、トランプ大統領は27日(現地時間)、マレーシアから日本へ向かう専用機「エアフォースワン」機内で記者団と会い、「私は最高の支持率を得ている」と述べ、「3選を排除するのか」という質問に対し「私がそれを排除すると? 君が私にそう言ってほしい」と答えた。

 トランプ大統領は「真剣に(3選出馬を)考えたことはない」としながらも「我々には非常に優れた人々がいる」と述べ、共和党の次期大統領候補としてJ・D・バンス副大統領とマルコ・ルビオ国務長官の名前を挙げた。さらに、ちょうど記者室に入ってきたルビオ長官を指しながら「彼らのような人材がいる」と付け加えた。

しかし、トランプ大統領は一部側近が提起した「副大統領出馬の可能性」については「それはとてもかわいらしい話だ。私はそうはしない」と一蹴した。米国憲法修正第12条には「大統領職に就く資格のない者は、副大統領職にも不適格だ」と明記されている。

この発言は、元ホワイトハウス首席戦略官のスティーブ・バノン氏が最近、「トランプ大統領が修正第22条を迂回して2028年に再び大統領になる計画を持っている」と主張した直後に出てきた。バノン氏は「適切な時期にその計画を明らかにする」と述べ、論議を呼んでいた。

米国憲法修正第22条は「誰も2回を超えて大統領に当選することはできない」と規定しており、トランプ大統領は2016年と2024年の2回当選しているため、2028年大統領選への出馬は法的に不可能だ。

それにもかかわらず、トランプ大統領が「できるならいいと思う」と発言したのは、支持層を結集し政治的存在感を誇示する意図があると分析されている。CNNは「トランプ大統領が簡単に否定できる事案を、あえて曖昧なままにして政治的緊張を維持している」と指摘した。

トランプ大統領はこの日のインタビューで、自身の任期中に「8つの戦争を解決し、9番目もまもなく解決する」と述べ、「ロシア・ウクライナ紛争の解決も可能だと信じている」と強調した。

一方、クレムリン宮(ロシア大統領府)が同日公開した映像によると、ウラジーミル・プーチン大統領はトランプ大統領との直接会談の意向を示したと伝えられた。トランプ大統領もまた「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長とも会いたい」と述べ、首脳外交に対して意欲を表明した。

2025/10/28 08:48
https://japanese.joins.com/JArticle/340277

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