「世界で最も偉大な同盟」「最高レベルの同盟国」 米日黄金時代の幕開け

投稿者: | 2025年10月29日

 米国のドナルド・トランプ大統領と日本の高市早苗首相が28日、「米日の新たな蜜月」を予告した。トランプ大統領と高市首相はこの日の首脳会談で「米日同盟の新たな黄金時代を開こう」とした後、日本に停泊中の米海軍の原子力空母ジョージ・ワシントン(CVN73)にそろって乗艦した。米日同盟の強力さを周辺国に見せつける、象徴的な場面だった。高市首相はこの日、「(トランプ大統領と)北朝鮮の完全な非核化へのコミットメントを改めて確認した」と語った。

 この日、東京の迎賓館(赤坂離宮)で開かれた米日首脳会談で高市 首相は「日米同盟の新たな黄金時代を(トランプ大統領と)共につくり上げていきたい」「今や日米は世界で最も偉大な同盟になった」と述べ、さらに「日本の国益を守り抜くためにも、強い日本外交を取り戻す」と発言した。高市首相はトランプ大統領に対し、年内に防衛費を国内総生産(GDP)の2%まで増やし、今後さらに増額する考えも伝えたという。

 するとトランプ大統領は「われわれは最高レベルの同盟国だ」「米日関係がこれまでにないほど強固なものになるだろう」と応じた。さらに「私は日本を愛しているし、非常に日本という国を尊敬している」「日本を助けるために、何か私たちでできることがあれば、何なりと言ってもらいたい」と述べた。

 両首脳はその後、米大統領専用機「マリーンワン」に乗り、神奈川県横須賀市の米海軍横須賀基地へ移動し、空母ジョージ・ワシントンにそろって乗艦した。日本国内では、安倍晋三・元首相の後継者を自任している高市首相が、就任からわずか1週間で安倍元首相のようにトランプ大統領と経済面・安全保障面での蜜月関係を構築することに成功した、との評が出ている。

■「マリーンワン」に同乗し、米空母で演説…米日、安倍政権時代のように密着

 28日に東京の迎賓館で開かれた米日首脳会談でドナルド・トランプ大統領は、高市早苗首相に「シンゾウから(あなたが)素晴らしい人物だと聞いた」「シンゾウは(あなたが首相になったことを)とても喜んでいるだろう」と発言した。これに高市首相は「安倍首相に対する、長きにわたる友情に感謝をしている」「安倍首相からは、よくトランプ大統領のダイナミックな外交について話を聞いていた」と応じた。

 トランプ大統領と高市首相は約束でもしたかのように、第一声で「安倍晋三」を切り出した。お互いを「シンゾウ」「ドナルド」と呼ぶほどに親密だったトランプ・安倍蜜月が、今回の米日首脳会談を契機に高市政権でよみがえったのだ。この日の会談の通訳も、安倍元首相の通訳担当だった高尾直・外務省日米地位協定室長が務めた。読売新聞は「日米首脳会談の『陰の主役』は安倍晋三だった」と伝えた。

■原子力空母にそろって乗艦

 「強い日本」を掲げる高市首相はこの日の首脳会談後、トランプ大統領と共に横須賀の米海軍基地に停泊している原子力空母ジョージ・ワシントンに乗艦した。横須賀基地までは米大統領専用ヘリ「マリーンワン」を利用した。空母の甲板には「力を通した平和(Peace through strength)」というスローガンを記した巨大な垂れ幕と共に、FA18戦闘機2機が配置されていた。

2025/10/29 10:35
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/10/29/2025102980044.html

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