「北や中国側の潜水艦…」と言いながら原子力潜水艦を説得した李在明大統領…「特定国家を指すものでない」収拾

投稿者: | 2025年10月30日

李在明(イ・ジェミョン)大統領が29日、トランプ米大統領に「原子力潜水艦の燃料供給を決断してほしい」と要請しながら「中国潜水艦」に言及し、波紋が広がった。大統領室はその後「特定国家を指すものではない」と収拾に動いた。

李大統領はこの日午後、国立慶州(キョンジュ)博物館で開かれた韓米首脳会談で、韓国が原子力潜水艦(SSN)を保有すべき理由として「ディーゼル潜水艦は潜航能力が落ちるため北や中国側の潜水艦追跡活動に制限がある」と述べた。李大統領は潜水艦を数隻建造して「韓半島(朝鮮半島)の東海(トンヘ、日本名・日本海)、西海(ソヘ、黄海)で海域防御活動をすれば、米軍の負担も大きく減らすことができる」とも話した。

 李大統領の発言は、中国の軍事力増強と北朝鮮の核・軍事力強化により韓半島周辺の安保が脅かされる状況で韓米安全保障協力を強化するというものだが、中国との外交上では負担となる発言だ。特に中国の習近平国家主席の11年ぶりとなる韓国国賓訪問の前日に出てきた発言であり、李大統領の意図をめぐりさまざまな解釈が出てきた。

大統領室はこの日午後の遅い時間、「特定国家の潜水艦を指し示すものではない」とし「この表現は単に北側、中国側の我々の海域近隣で出没する潜水艦を意味するもの」という釈明を出した。魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長も「潜水艦は一種のステルス戦力のようなもので探知が難しく、我々の周辺水域ではどの潜水艦でも探知する必要があるという点を強調した言葉と理解する」と述べた。

2025/10/30 09:59
https://japanese.joins.com/JArticle/340396

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