「下着もそうなんです」高市首相の大胆話法…日本の国会は笑いの渦に

投稿者: | 2025年11月14日

先月、日本初の女性首相として就任した高市早苗氏が、国会デビュー戦から連日話題をさらっている。歴代首相が事前に用意された答弁書をそのまま読み上げることが多かったのに対し、高市首相は資料を見ず、自分の言葉で答える場面が多い。私的な話も率直に打ち明けるなど、飾らない話し方で国民との距離を縮めている。

SNSでは「分かりやすい」「親しみを感じる」といった反応が相次ぎ、この“高市式コミュニケーション”が高い支持率につながっているという分析も出ている。

 13日の参議院予算委員会では、参政党の神谷宗幣代表が「世界の潮流がだいぶグローバリズムで来た」と切り出し、「『極右』だなんだかんだと我が党も言われているし、総理もたまに極右って書かれてますけども」と指摘した。高市首相は笑顔で首を振って否定した。マイクには拾われなかったが、声を出して強く反論する様子もあった。神谷代表が「(極右と書かれるのは)海外でですね」と付け加えると、議場のあちこちから笑い声が上がった。

保守層の基盤を守りつつ、中道層にも支持層を広げたい高市首相にとって「極右」というイメージは避けたい言葉だ。

12日にも国民民主党の榛葉賀津也幹事長との質疑応答が話題になった。榛葉幹事長は「今、国会が大きく変わっている。その象徴が高市総理であり片山さつき財務大臣だと思っている」とし「今、高市・片山のコンビは”さいきょうコンビ”(ここでのさいきょうは「最恐」と「最強」をかけている)と言われている」と皮肉った。強気で“恐ろしい”女性政治家として印象づけようとする狙いが感じられた。

これに対し高市首相は「いや、残念です。恐ろしいの方の字だったんですね」と切り返した。さらに「ある世論調査の支持しない理由で、人柄が信頼できないが1位になってたんで、私ってそんなに性格悪いんかなと夫に言っていたところ」と話すと、爆笑が起きた。NHKが7~9日に実施した世論調査では、高市内閣に対する不信理由として、26%が「人柄が信頼できないから」と答えていた。高市首相は「強い方の最強コンビで頑張ってまいります」と答弁を締めくくった。

榛葉幹事長は続けて物流業界の問題にふれ、「総理はテレビショッピングとかネットショッピングやったことありますか?」と尋ねた。高市首相が席を立ち「例えば私が履いている靴はネット通販で買っておりますし、下着などもそうであります」と答えると、議場は笑いの渦となった。

さらに「うちの夫がすごい…知らない間にいろいろ注文していて、まだ開けてもいない箱があるとか、決して使わないものが放置されているとか…」とし「(ホームショッピングから)振り込んできてくれとか、悲惨な状況になっております」と話した。厳粛な雰囲気の国会が、瞬く間にコメディ舞台のようになった。

この日の質疑応答の場面はSNSで急速に広まり、一部の映像は再生数が200万回を超えた。堅苦しいことで知られる日本国会の質疑応答が「面白い」という理由でここまで拡散されるのは異例のことだ。

一方、高市首相は、7日に初めての予算委員会準備のため午前3時に出勤したことで、「秘書官たちのワークライフバランスを無視した」と批判を受けた。その後、週末の外出を控え、10日からは事前準備をオンラインに切り替えて出勤時間を午前8時前後に調整した。強硬なイメージで知られる高市首相が批判を率直に受け止める姿は、むしろ好感につながっているという評価だ。

2025/11/14 10:32
https://japanese.joins.com/JArticle/341029

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)