第1次トランプ政権で米国の外交安保政策を総括したポンペオ元国務長官が17日、朝米首脳会談再開の可能性に対し「特に高くないと考える」と懐疑的な見方を示した。
ポンペオ元長官はこの日、ワシントンDC近郊のバロパークカンファレンスルームで法務法人大陸亜州が主催した公開対談で「金正恩(キム・ジョンウン、北朝鮮国務委員長)が望むのは経済的救済策と正常な国と認められることかもしれないが実現するツールがない。日本、韓国、オーストラリア、米国、英国などを説得するほどのなにも提示しなかった」と話した。北朝鮮が核開発と在来式武器蓄積が続く状況で北朝鮮との関係正常化の可能性はほとんどゼロに近いともした。
ポンペオ元長官は「金正恩は本当に不快な人物。無礼だというのではなく悪辣という意味だ。彼は韓半島(朝鮮半島)を自分のものだと信じる」と話した。また、第1次トランプ政権時代の朝米首脳会談に対し「正直成功できなかった。彼ら(北朝鮮)は依然として核兵器プログラムを保有している」と評価した。ポンペオ元長官は北朝鮮の核問題は中国が解決すべきと話した。彼は「金正恩はシンガポール、ハノイ、板門店(パンムンジョム)など毎回会談前後に北京に報告した。われわれが交渉した相手は事実上習近平(中国国家主席)だった」とし、金委員長には核兵器問題を単独で決める自由がなく、韓国に関連したほとんどの事案を習主席に依存していると話した。
ポンペオ元長官は「韓国は原子力潜水艦が必要か」という問いに、「私の答は簡単だ。イエス。原潜は韓国に必要だ」と話した。続けて「この問題(韓国の原潜承認)は党派的事案ではない。達成可能な目標」として米議会の同意も楽観した。
2025/11/19 09:33
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