韓国代表、ガーナ代表に勝利も苦戦

投稿者: | 2025年11月19日

来年の北中米ワールドカップ(W杯)本大会への挑戦を控えたサッカー韓国代表が今年最後のAマッチで勝利し、有終の美を飾った。

韓国代表は18日、ソウルW杯競技場でガーナ代表に1-0で勝利した。後半17分、李康仁(イ・ガンイン、24、パリ・サンジェルマン)が鋭いクロスで李太錫(イ・テソク、23、ウィーン)のAマッチ初得点となるヘディングゴールをアシストし、決勝ゴールを合作した。キックオフ前にアジアサッカー連盟(AFC)今年の国際選手賞を受賞した李康仁は観客席の横断幕の言葉「今日も強靭(ガンイン)に」のように韓国サッカーを「強靭」にした。

 韓国は3年前のカタールW杯グループリーグでのガーナ戦の敗戦(2-3)を雪辱した。対戦成績も4勝4敗のイーブンに戻した。指揮官の洪明甫(ホン・ミョンボ)監督は昨年9月の就任以降12勝目(2敗5分け)を挙げた。欧州組を含む精鋭メンバーで出場した最近の6試合の成績は3連勝を含む4勝1敗1分け。

北中米W杯本大会進出国のガーナはこの日、モハメド・クドゥス(トッテナム)、アントワーヌ・セメニョ(ボーンマス)など主力のFW選手がけがで抜け、事実上1.5軍だった。国際サッカー連盟(FIFA)ランキングも73位で韓国(22位)とは差がある。ガーナ代表は10日の日本代表との評価試合で0-2で完敗した。

しかし韓国代表はガーナ代表を相手に前半、優位に立つことができなかった。14日のボリビア代表との評価試合(2-0勝利)に4バック基盤の戦術を活用した洪監督はこの日、3バック(3-4-2-1フォーメーション)カードを取り出した。前半40分に最初のシュートを記録するほど試合はもどかしい展開となった。黄仁範(ファン・インボム、フェイエノールト)がけがで抜けた中盤のボール配給が円滑でないため李康仁が中央に移動する状況が増え、サイド攻撃にも影響が及んだ。FW呉賢揆(オ・ヒョンギュ、ヘンク)は最前方で孤立した。

後半に入って相次ぐ選手交代で流れが変わる中、後半17分に先制ゴール兼決勝ゴールが決まった。幼時期にTVサッカー娯楽番組(「飛べ、シュットリ」)に共に出演した李康仁と李太錫が呼吸を合わせて均衡を破った。李康仁は試合後、「勝利はしたが、補完する点が多い試合だった」とし「より多くの準備してW杯本大会で良い姿を見せたい」と語った。

韓国は1-0とリードした後半29分、黄喜燦(ファン・ヒチャン、ウルバーハンプトン)がPKを獲得して追加得点のチャンスをつかんだが、自ら蹴ったPKはGKに阻まれた。その後、後半30分のカマルディーン・スレマナ(アタランタ)のシュートなどガーナの鋭い反撃に苦戦した。ハン・ジュンヒ解説委員は「失点を防ぐという意志が先立ち、後ろに引いて守る選手が多かった。ボールを奪っても攻撃に転換できず、逆にガーナに攻撃の機会を与えた」と指摘した。続いて「W杯本大会で我々と似たレベルまたは弱いチームとの対戦は必ず勝たなければいけないが、ガーナ戦の前半は過度に消極的だった」と診断した。

FIFAランキング22位の韓国はこの日の勝利で来月の北中米W杯組み合わせ抽選を控え「ポット2(2番シード)」のマジノ線となる24位以上の順位を維持する可能性が高まった。しかしファンの関心を引き込むことはできなかった。6万5000人収容のソウルW杯競技場を訪れたサッカーファンは3万3256人にすぎなかった。

2025/11/19 09:44
https://japanese.joins.com/JArticle/341196

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