今年の韓国観客動員数1位『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』、全世界興行収入も日本歴代1位

投稿者: | 2025年11月24日

 今年8月に韓国で公開された日本のアニメーション映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』(以下、『無限城編 第一章』)が韓国で今年公開されたすべての映画の中で興行成績1位になった。韓国の年間興行成績でアニメ映画が1位になったのは『無限城編 第一章』が初めてであり、歴代の韓国公開作品の中で日本映画が1位になったのも『無限城編 第一章』が初めてだ。

 映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークによると、『無限城編 第一章』は22日に通算観客動員数563万8000人を突破し、これまで1位だった映画『ゾンビ娘』=原題=(563万7049人)を抜き、今年公開された作品で興行1位(以下、22日現在)に立った。観客動員数基準で上位5位の映画は以下、3位『F1 ザ・ムービー』(521万人)、4位『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(339万人)、5位『YADANG/ヤダン』(337万)となっている。

 『無限城編 第一章』は観客動員数だけでなく興行収入でも1位(608億ウォン=約64億8000万円)だ。今年の興行収入ランキングでは1位『無限城編 第一章』、2位『F1 ザ・ムービー』(549億ウォン)、3位『ゾンビ娘』(531億ウォン)、4位『劇場版 チェンソーマン レゼ篇』(342億ウォン)、5位『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(332億ウォン)となっている。『無限城編 第一章』を含む興行収入上位映画は4DX(フォーディーエックス)やIMAX(アイマックス)など特別館の鑑賞割合が20%前後と、他の映画に比べて高いという共通点がある。特別館はチケット代が2万-3万ウォンと高めだが、難なくヒットした。チケット代が高くても見る価値があると考えれば観客は集まるという証明だと分析されている。年内公開予定作品のうち、最もヒットが予想されるのは『アバター』シリーズ第3作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』(12月17日公開)だが、『無限城編 第一章』を超えられるかどうかは未知数だ。

 『無限城編 第一章』は全世界興行収入においても歴代すべての日本映画の中で1位(7億3000万ドル)を記録した。日中で最近確執が生じているのにもかかわらず、中国で先週末公開され、わずか三日間で興行収入5240万ドルを達成し、興行成績ランキング1位に立った。中国でもIMAXの興行収入割合が25%と高かった。『無限城編 第一章』は北米でも映画『グリーン・デスティニー』(2000年)が持っていた記録を25年ぶりに破り、北米で公開された歴代海外映画の中で興行1位を達成した。

 『無限城編 第一章』は21日に発表された来年の米アカデミー長編アニメーション・ノミネート35作品のリストに挙がっている。同リストには『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』と、韓国作品としては唯一『あの星に君がいる』も入っている。最終ノミネート5作品は来年1月に発表される。

申晶善(シン・ジョンソン)記者

2025/11/24 11:00
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