手袋を着用したままW杯トロフィーを持ったアルゼンチン代表監督…FIFA会長が舞台で謝罪

投稿者: | 2025年12月8日

ディフェンディングチャンピオンのアルゼンチン代表の監督を認識できず手袋を着用したままワールドカップ(W杯)優勝トロフィーを持たせたことについて、国際サッカー連盟(FIFA)会長が謝罪した。

FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は7日(日本時間) 、2026北中米W杯グループリーグの試合時間を発表する行事の途中、アルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督に対し、前日のミスについて謝罪した。スカローニ監督は2022カタールW杯で祖国アルゼンチンを36年ぶり、通算3度目の優勝に導いた。1978年生まれで当時W杯参加国のうち最年少監督だったスカローニ氏は一躍、名将に仲間入りした。

 スカローニ監督はディフェンディングチャンピオンとして今回の北中米W杯組み合わせ抽選会行事に出席し、優勝トロフィーを持って舞台に立ったが、白い手袋を着用していた。ロイター通信によると、スカローニ監督に行事関係者らが手袋を着用するよう伝えたという。関係者らがW杯優勝監督を認識できなかったのだ。当時、スカローニ監督はやや当惑した表情で「関係者らは私が誰なのか知らなかった」と明らかにした。

インファンティーノ会長はこの件を後に知り、翌日、公式的な席でスカローニ監督に代わりに謝罪した。インファンティーノ会長はアルゼンチンが属するJ組の日程が発表された後、「FIFAを代表して昨日の件についてスカローニ監督にお詫びする。(そのようなことがあったことを)私は知らなかった」と述べた。続いてスカローニ監督を舞台に立たせて素手でトロフィーを持つよう伝えた。

インファンティーノ会長は「世界チャンピオンはW杯トロフィーを触ることができる。申し訳ない」と改めて謝罪した後、笑いながら「世界チャンピオンになれば毎日さらに若く見える」と話した。

W杯2連覇に挑むアルゼンチンはオーストリア、ヨルダン、アルジェリアとグループリーグを行う。

2025/12/08 08:30
https://japanese.joins.com/JArticle/341846

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