釜山訪れた外国人観光客初めて300万人突破…3年後には500万人目標

投稿者: | 2025年12月8日

釜山(プサン)を訪れた外国人が初めて年間300万人を超えた。釜山市は2028年までに外国人観光客500万人誘致に向け観光インフラを拡充しコンテンツを強化することにした。

釜山市によると、10月末基準で釜山を訪問した外国人観光客は301万9164人で2014年に公式集計を始めてから初めて300万人を突破した。

 国別では台湾からの観光客が56万人で最も多く、次いで中国が48万人、日本が43万人、米国が20万人、フィリピンが14万人などの順だった。

外国人観光客のクレジットカード支出額は10月基準で累計8592億ウォンとなり前年同期の6535億ウォンより31.5%増加した。全国17の市と道のうち最も高い増加率だ。

釜山観光公社が昨年釜山を訪問した外国人観光客1060人を対象に実施した調査によると、外国人観光客1人当たり支出費用は828.4ドルで、1ドル=1469ウォンを基準とすると121万7000ウォン(約12万8744円)となった。観光客の平均滞在期間は6.2日で、釜山が滞在型観光地として人気を呼んでいる。

主な訪問地は広安里(クァンアンリ)海水浴場が58.5%、南浦洞(ナムポドン)BIFF広場が55.5%、甘川(カムチョン)文化村が55.2%、国際市場が46.9%、海雲台(ヘウンデ)海水浴場が40.8%などの順だった。広安里海水浴場は11月27日にヤノルジャリサーチが発表した旅行者感性評価基盤の「韓国の観光地500」で1位になった所だ。2位は海雲台海水浴場だった。

釜山市関係者は「映画、公演、音楽、グルメなど釜山全域の文化資源を一堂に集めたフェスティバルを中心に、セブンブリッジツアー、釜山国際ロックフェスティバル、釜山国際映画祭など大型行事が観光客を誘引した。体験中心の滞在型観光コンテンツ拡大など多方面の観光戦略の結果」と分析した。

◇2028年に外国人観光客500万人…「楽しい都市へコンテンツ拡充」

釜山市は今回の成果を基に2028年までに外国人観光客500万人、観光支出額1兆5000億ウォン達成の目標を立てた。

このため韓国カルチャー基盤のメガイベント開催、空港・港湾などの交通アクセス改善、超広域観光圏造成、グルメ・夜間観光などのコンテンツ確保、MICE・医療・ウェルネス・ワーケーション拡大など高付加価値産業5大戦略を推進する。

釜山オペラハウス、ポンピドゥー釜山別館建設、金海(キムヘ)空港の中長距離路線拡大、BEXCO第3展示場建設、水営(スヨン)湾ヨット競技場再開発、外国人公共交通決済システム改善などインフラを拡充する。

洛東江(ナクトンガン)国家庭園指定と金井山(クムジョンサン)国立公園連係観光で生態・登山観光を活性化し、ミシュランガイド選定拡大、アジアベスト50レストラン行事誘致などでグルメ都市ブランドも強化する計画だ。

朴亨埈(パク・ヒョンジュン)市長は「より希望的なのは外国人観光客の84.8%が釜山にまた来たいという統計。『楽しい都市が勝利する』という確信で釜山の文化・観光コンテンツを拡充し、観光インフラも構築して外国人観光客500万人時代を開きたい」と話した。

2025/12/08 16:51
https://japanese.joins.com/JArticle/341890

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