韓国版ふるさと納税の返礼品「アワビクッション」、リアルな作りが話題に /全羅南道莞島郡

投稿者: | 2025年12月18日

 全羅南道莞島郡の「故郷愛寄付制」(日本のふるさと納税に相当)の返礼品「アワビクッション」が本物のアワビを連想させる独特な見た目で話題になっている。

 10日、交流サイト(SNS)「X(旧ツイッター)」に「『故郷愛寄付制』を通じて全羅南道莞島郡に寄付し、返礼品としてアワビクッションをもらった」という投稿があった。投稿者は「思ったよりリアルだ」と書いて写真を掲載した。写真のクッションは本物のアワビと区別がつかないほどリアルな見た目で、注目を集めている。

 公開された写真を見ると、アワビの殻の部分に水滴が付いているかのように輝き、アワビ特有の色味や質感がありのままに表現されているだけでなく、フジツボが付いているようなディテールも見事だ。この投稿は12日午前現在で再生回数92万回を記録した。

 ネット上では「枕にして寝たら海に来たように感じるだろう」「莞島のイメージをうまく生かした返礼品だ」「すごくリアルだ」「ぬるぬるしている感じ」「リアルすぎて生臭そう」などの反応を見せている。

 故郷愛寄付制オンライン・プラットフォーム「故郷愛eウム」によると、全羅南道莞島郡の返礼品リストには「莞島アワビミニクッション・キーホルダーセット」が3万ポイントの所にある。詳細説明ページでは、この返礼品について「実物だが負担は軽く、笑いと感性が加わったグッズ」「初めて見ると少し驚き、よく見ると情が湧いて、抱いてみると一目ぼれするお得感もある」と書かれている。

 故郷愛寄付制は、個人が地方自治体に寄付すれば、寄付者に税額控除のメリットがあるだけでなく、返礼品を受け取ることができる制度だ。韓国では2023年に地方財政拡充と地域経済活性化を目標に導入された。寄付金の30%限度内で特産品を返礼品として提供してもらえる点が特徴だ。行政安全部(省に相当)によると、今月10日現在で故郷愛寄付制を通じ寄付された金額は合計約882億4700万ウォン(約93億6000万円)で、昨年の全募金額879億ウォンを上回り、過去最高額を更新したとのことだ。

チョン・アイム記者

2025/12/18 08:40
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/12/15/2025121580029.html

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