中国官営メディアが軍事専門家の言葉だとして韓国の原子力潜水艦建造推進を批判した。
中国の軍事専門家・宋忠平氏は22日、官営英字紙グローバル・タイムズに「韓米間の原子力潜水艦プログラムは核拡散の危険性が高い」「米国がオーストラリアと共にAUKUS(オーカス)という原子力潜水艦プロジェクトで悪い先例を残したのに続き、韓国にも似たような事例が現れている」と主張した。
宋忠平氏はまた、「日本も原子力潜水艦保有計画に言及するなど、原子力潜水艦をめぐる軍備競争が繰り広げられる可能性がる。これは平和と安定を阻害するだろう」「韓国は海洋国家ではあるが、海岸線が制限されており、原子力潜水艦を運用する実質的な必要性がない」とも述べた。
その上で、韓国がいわゆる大国になるために、原子力潜水艦を利用して他国の利益に挑むとしているのではないかとの疑問も呈した。
今年10月の韓米首脳会談をきっかけに、李在明(イ・ジェミョン)大統領はドナルド・トランプ米大統領に韓国の原子力潜水艦導入を承認するよう公に提案し、トランプ大統領がこれを直ちに承認していた。韓米原子力協定に基づき、韓国の原子力潜水艦建造は制限されている状態だ。
キム・チュンリョン記者
2025/12/26 08:20
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