一方、今回の調査では米国の核の傘に対する信頼度を比較した結果も目を引いた。米国の核の傘を信頼するという回答は日本が29.2%、ドイツが37.6%、ポーランドが48.6%、イタリアが34.4%、カナダが43.9%、スウェーデンが35.6%と、全般的に低い水準だった。
これは同年7月10日~8月13日に実施された「2025統一意識調査」で、韓国人の71.3%が「米国の核の傘を信頼する」と回答した結果とは対照的だ。韓国は米国の拡大抑止に対する信頼度が特に高いと同時に、独自の核武装も望む独特の世論が形成されているということだ。
研究責任者のイ・サンシン選任研究委員をはじめとする研究陣は「米国の核の傘に対する韓国の信頼度はその他の国に比べて倍水準と圧倒的に高い」とし「したがって韓国社会に見られる独自核武装世論は米国の核拡大抑止に対する不信によるものとは見なしがたい」と分析した。
グローバル統一認識調査は世界市民の韓半島統一問題に対する世論を把握して統一公共外交の基礎資料とする目的で昨年始まった。今年の調査はギャラップに依頼して計9519人を対象に実施され、標本誤差は95%の信頼水準に米国は±2.2%ポイント、その他の国は±3.1%ポイント。
2025/12/30 13:49
https://japanese.joins.com/JArticle/342785