グローバル海外直接購買市場5.8兆ドル超…韓国企業は「多角化」競争

投稿者: | 2025年12月30日

世界eコマース市場が急速に成長し、海外直接購買が新たな成長動力として注目されている。KOTRA(大韓貿易投資振興公社)の「中国逆直購(海外直接購買)輸出ガイドブック」によると、グローバルeコマース市場規模は2014年の1.1兆ドルから2024年には5.8兆ドル(約900兆円)に急増し、2027年には8兆ドルを超えると予測される。eコマース浸透率も5.5%から19.4%に急上昇した。

この成長を主導するのは中国だ。2024年を基準に中国eコマース市場規模は3.45兆ドルと、世界全体の54.8%を占めた。浸透率も26.8%と、主要先進国(15~20%)を大きく上回る。アリババのタオバオ(淘宝)・Tmall(天猫)と拼多多(Pinduoduo)・京東(JDドットコム)など巨大プラットホームが激しく競争し、ライブコマースとAI基盤推薦システムなどに進化している。

 韓国市場でも構造的変化が感知される。2020年に6兆ウォンで最大値を記録した後、2024年に2.5兆ウォン(約2700億円)に調整される過程で地域多角化が加速化している。特に対中比率が2020年の89%から47%に急落したが、日本・米国・ASEAN市場は2023年比で2倍に成長した。K(韓国)コンテンツとKファッションの需要拡大が新しい市場開拓の核心だ。

グローバル市場ではファッションと食品が依然として最大売上を記録しているが、、アウトドア、プレミアムビューティー、乳児・妊婦用品など「価値消費」中心品目が急速に拡大している。プラットホームの環境も進化中だ。アマゾン(7903億ドル)とタオバオ(7238億ドル)が依然として最強だが、抖音(ドウイン、中国版Tik Tok)などライブコマース新興プラットホームの成長が目立つ。

ただ、米国の800ドル免税廃止、EUの150ユーロ免税廃止など先進国が少額貿易に対する規制を強化する傾向だ。中国も個人情報保護と知識財産権規制を強化している。業界専門家は「グローバル逆直購市場はすでに成熟段階に入った」とし「韓国企業は多角化されたポートフォリオ構築と規制対応体系の強化で新しい機会をつかむべき」と助言した。

2025/12/30 16:01
https://japanese.joins.com/JArticle/342794

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