日本の高市早苗首相が1日、「日本列島を、強く豊かにしていくこと、そして、そのことを通じてこの国に『希望』を生み出していくことを、国民の皆様への新年の誓いとする」と明言した。
この日、高市首相は新年の誓いで、次の時代を担う世代に「日本の未来を信じてほしい。『希望』を抱いてほしい」として、「今の時代をお預かりしている私達には、『日本列島を、強く豊かに』して、次世代に贈る責任がある」と主張した。
高市首相は新政権発足後の2カ月間を振り返り、今年の改革の課題を再確認した。高市首相は「昨年十月の内閣総理大臣就任以来、高市内閣では、今の暮らしや未来への不安を希望に変え、強い経済を作るとともに、世界が直面する課題に向き合い、世界の真ん中で咲き誇る日本外交を実現するため、絶対に諦めない覚悟をもって、国家国民のために懸命に働いてきた」としたうえで、「なかでも、国民の皆様が直面しておられる物価高への対応を最優先に取り組んできた」と説明した。
また、昨年の臨時国会で補正予算を成立させ、強い外交と安全保障の実現への方向性を出すことができたと評価した。さらに、就任直後にASEAN(東南アジア諸国連合)関連首脳会議、アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)首脳会合、日米首脳会談、慶州(キョンジュ)アジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議、主要20カ国(G20)首脳会合、「中央アジア+日本」対話・首脳会合など、相次ぐ外交日程をこなしたことを成果として示した。
続けて高市首相は「日本においては、静かな有事とも言うべき人口減少」に加え、「物価高、戦後最も厳しく複雑な安全保障環境」および「自由で開かれた国際秩序は揺らぎ、覇権主義的な動きが強まるとともに、政治・経済の不確実性が高まっている」としたうえで、「変化をおそれず、必要な改革を断行していく」と強調した。
しかし、この日の新年の誓いで高市首相は、太平洋戦争を引き起こした昭和時代(1926~1989年)への郷愁を想起させる言及を行い、新たな議論が予想される。この日、高市首相は昭和天皇が詠んだ短歌を引用し、「昭和は、戦争、終戦、復興、高度経済成長といった、未曽有の変革を経験した時代」だとして、「(当時の昭和天皇が)まるで昭和が激動の時代となることを見通していたかのように、移り変わっていく山々の色を詠んでいる」と主張した。特に、高市首相は「昭和の多くの時代には、『今日より明日はよくなる』という『希望』があった」として、「激動の昭和を生き、先の大戦や幾多の災害を乗り越えて今の日本の礎を築いた先人の叡智と努力に学びたいと思う」とも付け加えた。
今年が昭和元年(1926年)から100年という意義づけを図ろうとしているとみられるが、強硬保守派の高市首相は、就任前から過去の日本の侵略戦争に端を発する歴史問題などをめぐり、周辺国と摩擦を引き起こしてきた。高市首相は2022年のある講演会で、「途中で参拝をやめたり、中途半端なことをするから、相手がつけあがるという面がある」と述べたことがある。2002年に出演した番組では「満州事変以降の戦争は、日本にとって自存自衛の戦争だったと思うか」という問いに、「セキュリティー(安全保障)のための戦争だったと思う」と答えた。先月28日には、島根県が定めた「竹島(日本が主張する独島(ドクト)の名称)の日」について、「本来だったら堂々と大臣が出ていったらいい。顔色をうかがう必要はない」として、「日本の領土としてみんなが知っていなければならない話だ」と主張した。
就任後も、攻撃型兵器の海外輸出や原子力潜水艦の導入など、軍事力強化に努力を惜しまない姿勢を示した。また、先月には、国会で中国との武力衝突の可能性が議論される「台湾有事は日本の存立危機事態」という発言により、その後、中国と深刻な対立を引き起こしている。
2026/01/01 09:25
https://japan.hani.co.kr/arti/international/55082.html