名前はCES、目の前にはCMS

投稿者: | 2026年1月8日

世界最大の家電IT見本市のCES2026が始まった6日、米ラスベガスのホテルで現代自動車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)会長がエヌビディアのブースに入った。李在明(イ・ジェミョン)大統領の訪中日程に同行した後ラスベガスに到着した鄭会長は、ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)と非公開で30分間面談した後、何も言わずにブースを出て行った。

フアンCEOは前日、エヌビディアの初めての自動運転プラットフォーム「アルパマヨ」を公開して、1-3月期中にメルセデス・ベンツのCLA車両に搭載すると明らかにした。これに対し業界では鄭会長もフアンCEOと現代自動車グループにアルパマヨを導入する案を話し合ったのではないかとの見方が出ている。実際に現代自動車の張在勲(チャン・ジェフン)副会長はアルパマヨ導入計画を尋ねられると「可能性はある」として協力の余地を開いておいた。

 CES2026で明らかになった各国主要企業の核心課題はフィジカル人工知能(AI)の核心である「モビリティ」と「自動運転」だった。現場で会った日本の自動運転ソリューション企業ティアフォー関係者は「ほとんどすべての自動運転企業がエヌビディアのチップ『ドライブソー』を使う。それだけ従属的なのでアルパマヨが自動運転の構図を揺さぶるだろう」と話した。

アルパマヨの最も大きな特徴は、VLA(視覚・言語・行動)モデル基盤である点だ。▽ライダ・カメラで「視覚」情報を認識し▽これを「言語」で定義し▽加減速など「行動」する――という構造だ。テスラの完全自動運転(FSD)は「言語の定義段階」がない。

米テスラとウェイモ、中国バイドゥもVLAモデルを開発中だが、その他の企業は大きく遅れをとった状態だ。自動運転業界関係者は「鄭会長としては自動運転水準を大きく引き上げるにはアルパマヨが必要だと認識しただろう」と話す。

韓中日の技術競争も激しくなった。現代自動車グループのブースでは今年のCESで最高革新賞を受けた次世代モビリティロボットプラットフォーム「MobED」が目を引いた。不規則な路面や傾斜路でもタイヤの傾きを調節して車体を水平に維持する走行安定性を持った。最大で高さ20センチメートルの縁石もスムーズに乗り越えられる。

中国TCL CSOTは運転席周辺の80%以上をディスプレーで覆った未来型自動車ダッシュボードを公開した。第2世代円形有機EL偏光板技術が使われ、直射光線が強い野外や、サングラスをかけていてもディスプレーを鮮明に見ることができる。この製品を見た独ボッシュの関係者は「中国の技術接ぎ木能力が鋭く感じられる」と話した。

ソニー・ホンダモビリティの電気自動車「アフィーラ1」の技術力も劣らなかった。45個のライダ・カメラを搭載し「レベル2」以上の自動運転が可能だが、今後VLAモデルまで発展させて完全自動運転水準の「レベル4」まで引き上げる計画だ。

国民大学自動車運送デザイン学科のクォン・ヨンジュ教授は「現代自動車グループが核心技術をエヌビディアにだけ依存すれば現代自動車の子会社である42ドット、モーショナルの自動運転技術は淘汰されるほかなく、ハードウエアだけ納品する製造業者にとどまることになる」として独自の技術競争力を強調した。

2026/01/08 10:30
https://japanese.joins.com/JArticle/343138

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)