3つ目、核心鉱物に対する国家戦略地図を再整備することだ。産業別需要見通しと技術ロードマップを連係して優先順位を明確にし、探査・精錬・再活用の中に選択と集中が要求される。さらにバッテリー再利用と代替素材開発を戦略の中心に置かなければならない。循環経済はサプライチェーンリスクを低める最も現実的かつ迅速な解決法だ。
4つ目、官民協力モデルの革新が急がれる。日本のエネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は民間の海外資源開発リスクを国家が分担する成功事例だ。韓国も国際協調に参加する宣言に似たレベルを越え、実質的な成果を出せる制度的装置を用意しなければいけない。戦略鉱物に限っては国家レベルの長期購買契約保証、政策金融拡大、税制優遇とリスク共有装置を制度化する必要がある。
最後は、精巧な通商外交が重要だ。保護貿易基調が強まる状況で、核心鉱物は韓国の交渉力を高めることができる戦略資産だ。米国中心のサプライチェーン構築に寄与する見返りに韓国企業がインフレ縮小法(IRA)税額控除など実質的な優遇を着実に受けられるよう緻密な対米交渉戦略が要求される。
米日豪3カ国の提携は韓国にとって危機であり機会だ。同盟と共にしなければリスクは高まり、技術と政策を結合すれば機会は開かれる。韓国はサプライチェーンの受動的需要者でなく、規則と解決法を共に作る能動的パートナーに飛躍しなければいけない。今は政府と企業がワンチームとして資源安保という巨大なチェス盤の上で緻密な歩みを継続するべき時だ。サプライチェーン多角化のゴールデンタイムを逃せば、韓国経済の未来の成長動力は容易に揺らいでしまうかもしれない。
キム・ギョンスク/国家安保戦略研究院未来戦略室責任研究委員
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2026/01/08 14:55
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