日本の高市早苗首相は13日、奈良県で行われた李在明(イ・ジェミョン)大統領との韓日首脳会談の終了後、日帝強占期に朝鮮人労働者が事故の犠牲となった長生炭鉱で発見された遺骨のDNA鑑定に協力すると述べた。
高市首相はこの日午後、李大統領との拡大首脳会談の終了後の共同メディア発表で、「山口県宇部市の長生炭鉱にて発見された(労働者の)ご遺骨に関しては、(身元を確認するための)DNA鑑定についての協力に向け、日韓間の調整が進展していることを歓迎いたします」と述べた。
山口県宇部市の床波海岸から海底へとつながる長生炭鉱は、日帝強占期の1942年2月3日に浸水事故が起き、現場で働いていた朝鮮人労働者136人、日本人労働者47人が水没するという惨劇が起きた場所だ。埋められていた坑口が日本の市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会(刻む会)」によって発見され、潜水探査作業などを通じて遺骨の一部が見つかっている。刻む会は韓日両政府に、発掘と遺族確認への支援を求めてきた。
刻む会は昨年8月、専門のダイバーを動員した水中調査の過程で、炭鉱労働者の遺骨と推定される頭蓋骨を含む4点の骨を収拾し、公開している。続いて刻む会は日本政府に、それらの遺骨をDNA鑑定して国籍だけでなく遺族を確認するよう要請。昨年、石破茂首相(当時)がこの問題で担当省庁に発掘支援が可能かについての検討を指示したが、その後、関係省庁の担当者は安全問題などを盾に支援を渋り、交渉は遅々として進んでいない。
しかし、この日の首脳会談に際し、それらの遺骨の身元調査に積極的に取り組むとの日本政府の立場を、高市首相が自ら表明したかたち。日本政府は、発見された遺骨と韓国の遺族のDNAが一致するかどうかの鑑定を専門業者に依頼し、一部は韓国側に委託することも検討するという。血縁関係が特定されれば、遺族に遺骨を返還することも目指す方針だ。読売新聞はこの日、長生炭鉱の犠牲者の遺骨発掘での協力を通じて「日本政府は、過去の痛みに寄り添いながら未来志向の関係を目指すメッセージとしたい考えだ」と解説した。大統領府の関係者は今回の韓日首脳会談に先立ち、「歴史問題での人道的観点からの協力の強化に向けて、長生炭鉱などの問題で韓日両国が人道的側面で協力する契機にしようと思う」と述べ、首脳会談の議題に含まれるだろうとの見通しを語っていた。
高市首相はこの日、韓日関係の強化を重ねて強調した。高市首相は「経済、経済安全保障の分野では、戦略的で、互いに利益をもたらす協力を進めていくべく、関係部局間で議論を進めていくことで一致しました」とし、「その中で、大統領とは、サプライチェーン協力について、踏み込んだ議論を行いました」と述べた。高市首相は昨年の自身の「台湾有事への自衛隊介入の可能性」発言で中国との鋭い対立を引き起こしたことで、中国からレアアース禁輸措置などの経済的報復を受けている。
外交・安保分野では、朝鮮半島周辺地域における北朝鮮と中国の問題をはじめとするグローバル懸案での協力が議論された。高市首相は「核・ミサイル問題を含む、北朝鮮への対応については、北朝鮮の完全な非核化に向け、日韓、日韓米で緊密に連携して対応していくことを改めて確認しました」とし「また、拉致問題につきましては、即時解決に向け、大統領から力強いご支持を頂いていることに感謝を申し上げております」と付け加えた。
この日、高市首相は就任後初めて、自身の故郷であり選挙区でもある奈良に外国の首脳を招いた。高市首相は「奈良に外国の首脳をお招きするのは大統領が初めてでございます。これは、私と大統領との間の友情と信頼関係を示すものでございます」として、「両国を取り巻く戦略環境が厳しさを増す中、日韓関係、そして日韓米の連携の重要性はますます高まっています」と強調した。李大統領が訪日してのこの日の首脳会談は、昨年の慶州(キョンジュ)アジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議の際に高市首相が訪韓して行われたのに続く「シャトル外交」として実現した。高市首相は「大統領との間では、今後も『シャトル外交』を継続していくことで一致いたしました。私としては、再び韓国を訪問できることを楽しみにしております」と述べた。
2026/01/13 16:53
https://japan.hani.co.kr/arti/international/55179.html