成長率逆転が長期間続く中で韓米間の金利逆転も2022年7月から過去最長期間続いている。現在の政策金利は韓国が年2.5%、米国は年3.5~3.75%で、上段基準では1.25%の差がある。韓国銀行の立場では利上げは振るわない内需が、利下げはウォン相場と不動産価格などが足を引っ張っている。
韓国と米国の成長率と金利逆転が長引きウォン安をあおっている。より良い利回りに沿って動く資本の立場では、経済成長率が高く金利が高い米国に資金が流れるのは当然だ。韓国銀行のクォン・ヨンオ国際金融研究チーム長は14日、「外国為替市場環境変化と共同政策シンポジウム」で、「最近の低いウォン相場は韓国と米国の成長率と金利格差、米国株式市場の長期間高成長持続と韓国の高齢化、主力産業競争力悪化などの懸念を総合的に反映している」と話した。
ただ米国を下回るのは韓国だけでない。IMFが予測した主要先進国の今年の経済成長見通しは英国が1.3%、ドイツが1.1%、フランスが1.0%、日本が0.7%、イタリアが0.7%といずれも米国を超えられずにいる。米国、ドイツ、日本、韓国など先進国グループの成長率平均は1.8%と予測された。
中国もやはり韓国より事情は良い。中国国家統計局は19日、昨年のGDPが不変価格基準で前年比5.0%成長したと発表した。昨年3月の全国人民代表大会で提示した5%前後の成長率目標に合致した数値だ。トランプ米大統領の関税戦争にも輸出好調が投資と消費など国内経済不振を相殺した。IMFは今年の中国の成長を4.5%と予想した。昨年10月の見通しより0.3ポイント上げた。韓国が昨年と今年1~2%前後の成長にとどまると見込まれるのとは対照的だ。
東国(トングク)大学のカン・ギョンフン教授は「AIなど各種革新を米国が牽引しているため欧州と日本など多くの国が不振を免れずにいる。韓国は高齢化など人口構造に対する負担はあるが半導体など先端産業基盤が設けられただけに各種産業政策などを通じて革新を後押ししなければならないだろう」と注文した。
一方、IMFは「AIバブル」のリスクも警告した。今回の報告書で「AIの生産性・収益性に対する期待が弱まる場合、急激な資産価格調整が発生し金融リスクが移転・拡大する恐れがある」と明らかにした。
2026/01/20 08:16
https://japanese.joins.com/JArticle/343620