「黒い半導体」と呼ばれ、輸出の“稼ぎ頭”に浮上した「忠南(チュンナム)の海苔」が、昨年、歴代最高の輸出額を記録した。
20日、忠清南道(チュンチョンナムド)によると、昨年の海苔の輸出額は前年比10.2%増の2億1500万ドル(約340億円)と集計された。詳細にみると、乾のりが9700万ドル、味付けのりが1億1800万ドルなどとなっている。海苔の輸出額は2022年の1億5100万ドルから昨年は2億1500万ドルへと42%増加した。特に乾のりは2022年の5500万ドルから2025年には9700万ドルへと76%急成長した。
◇昨年、米国や中国などに2億1500万ドルを輸出
海苔の輸出好調に支えられ、忠清南道は3年連続で水産食品輸出「2億ドル達成」に成功した。忠南地域の水産物輸出額は、2023年に初めて2億ドル台(2億200万ドル)に突入して以降、2024年に2億1500万ドル、2025年には2億3100万ドルと着実に記録を伸ばしている。これは釜山(9億9600万ドル)、全南(5億4900万ドル)、ソウル(5億3500万ドル)、慶南(2億6500万ドル)、京畿(2億4300万ドル)に次ぐ全国6位の水準だ。
品目別では、海苔が前年比10.2%増加し、忠南の水産食品全体の輸出額の93%を占めた。海苔以外の輸出品目は、ワカメ(110万ドル)、水産物缶詰(80万ドル)、乾燥水産物(60万ドル)、その他海藻類(60万ドル)、その他甲殻類(25万ドル)、エビ(22万ドル)などだ。
国別の輸出状況を見ると、中国が5200万ドルで最も多く、次いで米国(4900万ドル)、ロシア(1900万ドル)、日本(1300万ドル)、オーストラリア・ケニア・ベトナムが各800万ドル、タイ・インドネシアが各700万ドルなどとなっている。
◇忠清南道、市場拡大・加工施設の追加設置へ
忠清南道は、主要な輸出先である米国と中国をはじめ、ロシアや日本への輸出支援とともに、最近輸出が増加傾向にある欧州や東南アジアへと市場を拡大する方針だ。今年の海苔産業に関連して194億ウォンの予算を編成し、輸出拡大と競争力強化に乗り出す計画だ。水産物の産地加工施設に63億ウォンを投入するほか、乾のり加工の環境配慮型エネルギー普及施設に16億5000万ウォン、水産食品加工設備に13億ウォンをそれぞれ支援する。
忠清南道のチョン・ビョンウ魚村産業課長は「昨年、ロシア・ウクライナ戦争や米国の相互関税賦課などの否定的な要因の中でも、海苔を中心に水産物の輸出が成果を収めた」とし、「忠南の海苔の優れた品質と競争力が世界市場で認められているだけに、業者と協力し、製品の多様化と新規市場の開拓に乗り出したい」と述べた。
◇米ホワイトハウス、味付けのりの無関税品目を維持
一方、昨年11月に米ホワイトハウスが発表した相互関税に関連するファクトシート(説明資料)では、水産物のうち「味付けのり」が無関税品目として維持された。ただし、乾のりは他の水産物と同様に15%の相互関税が維持される。
2026/01/20 15:57
https://japanese.joins.com/JArticle/343672