【コラム】中国が歓迎する韓日関係の雷管

投稿者: | 2026年1月29日

「中国の習近平国家主席が判断を誤った」。

中国の事情に詳しいある日本政府関係者が最近、電話でこのように語った。高市早苗首相の「台湾発言」(昨年11月)後に悪化した日中関係について話しているところだった。「中国の軍事示威と貿易制裁、観光自粛など全方向の圧力がむしろ高市首相に政治的な機会を与えた」と述べながらだ。高市首相に少数与党政局を破る「衆議院解散」カードを果敢に取り出させたという分析だった。

 事態の初期はまだ野党から批判が出て、経済界も懸念を抱くなど大きな効果が生じるようだった。すると中国は「高市失脚」を決心したように日本のアキレス腱「レアアース(希土類)輸出禁止」カードを取り出した。

結局、厄介なことになった。世論の軸は「反中」に急激に傾いた。26日に発表された読売新聞の世論調査では中国に対する高市内閣の態度を「評価する」という回答が59%と、「評価しない」(28%)を大きく上回った。内閣支持率は69%と高い水準だ。

中国は日本政界の友軍までも失った。伝統的に中国との外交関係を重視してきた公明党、高市首相の「台湾発言」を非難した立憲民主党が結成した新生野党第一党「中道改革連合」は党の基本政策として「(中国発の懸念に)断固対応」を強調した。総選挙(8日)が目の前という状況で民心を受け入れたのだ。

中国は両国の葛藤にそっと韓国を挟み込もうとした。習主席は韓中首脳会談(5日)で「歴史の正しい側に立つべき」として離間の手を打った。しかしその後に開かれた韓日首脳会談(13、14日)は始終一貫して和気あいあいとした雰囲気だった。

問題はその次だ。仮に高市首相が支持層の日本右翼が望むように「竹島の日」記念式(2月22日)に大臣を送ればどうなるのか。また、これ対抗して李在明(イ・ジェミョン)大統領が地方選挙に向けて三一節(独立運動記念日)演説で「過去の謝罪」 「独島(ドクト、日本名・竹島)主権」を強調すればどうなるのか。恐らく最も歓迎するのは中国ではないだろうか。

中曽根康弘元首相は在任中、「右翼が行き過ぎてもならず、左翼過激派が暴走してもいけない。我々は中庸の道を歩まなければいけない」と強調した。中曽根元首相は靖国神社を訪れて自ら論議を招きながらも、日本の首相として初めて顕忠院を参拝するなど韓国に配慮することも忘れなかった。極端なファンダムで政治的地位を固めてきた韓国・日本の指導者に依然として必要なものは「中庸の道」ではないだろうか。

キム・サンジン/企画2部記?

2026/01/29 13:53
https://japanese.joins.com/JArticle/344116

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