前十字靱帯断裂と診断されながらも五輪出場を強行したリンゼイ・ボン(米国)が、左脚骨折の手術を受けた。
米国スキー・スノーボード代表チームは9日(日本時間)、「ボンは負傷したが現在は安定した状態にある。米国とイタリアの医療陣による適切な治療を受けている」と伝えた。ボンはコルティナ地域の病院の集中治療室で応急治療を受けた後、トレヴィーゾ地域の総合病院に移送され手術を受けた。
42歳のベテランであるボンは2026ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪に挑戦した。右膝には人工関節を入れ、左膝の十字靱帯は断裂した状態だった。8日、コルティナダンペッツォのトファーネ・アルペンスキーセンターで行われた女子滑降で、スタートから13秒で旗門を通過してジャンプした際にバランスを崩して転倒した。急斜面を何度も転がったボンは立ち上がれなかった。救急隊の措置を受けヘリで搬送されたボンは、五輪での最後のレースを終えた。
ワールドカップ通算84勝を挙げたボンは、2019年に「体が回復できない状態だ」として引退を宣言した。五輪では不振が続き、金メダル1個、銅メダル2個にとどまっていた彼女は、2024年に復帰して今大会を目指した。今季はワールドカップで2度優勝し、史上最年長五輪メダル獲得への期待を高めていた。しかし五輪直前のワールドカップでジャンプの着地時に左膝の十字靱帯を痛め、サポーターを着けたまま五輪に臨んだが、レースを途中棄権した。
国際オリンピック委員会(IOC)のカースティ・コベントリー委員長は「ボンは常に五輪チャンピオンであり、希望の象徴だ」と述べ、早期回復を祈った。金メダルを獲得した米国代表のチームメート、ブリージー・ジョンソンも「深刻な状態でないことを願う」とエールを送った。
2026/02/09 07:57
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