4年の努力がワックスで水の泡…フッ素検出ミステリー

投稿者: | 2026年2月11日

ミラノ・コルティナ冬季五輪に参加するクロスカントリー韓国代表チームが装備規定違反で失格となったことと関連し議論が拡大している。禁止素材を含有するワックスにより選手らの五輪記録自体が剥奪された点から責任の所在に対する厳正な糾明が必要な見通しだ。

11日にクロスカントリー女子スプリントクラシカル予選に出場したハン・ダソムとイ・ウィジンは競技終了後に実施した装備検査で禁止物質が検出され失格処理された。プレートの滑走面に塗るワックスからフッ素成分が検出されたという理由だ。両選手はそれぞれ74位と70位にとどまり上位30人に与えられる本戦進出権は得られなかった。だがこの1回の挑戦に向け4年間血と汗と涙を流してきただけに装備の問題による失格は残念な結果だ。両選手の順位と記録は五輪公式記録からも削除された。

 スノーボードでも似た状況があった。8日の男子パラレル大回転に出場した日本のベテラン斯波正樹が予選出場直後に使ったボードの検査でフッ素成分が検出されて失格となった。これにより8年ぶりの五輪復帰戦は虚しく終わった。

雪上種目の選手にワックスは競技力に影響を及ぼす核心ツールのひとつだ。スキーまたはスノーボードの滑走面にスロープの雪質に合うワックスを塗れば競技力向上効果を得られる。

フッ素ワックスは撥水性が優れるという長所のために長くスキーとスノーボードの選手たちに好まれた。自動車の撥水コーティングなど洗車用品素材として日常でも広範囲に使われている。

だが主成分であるフッ化化合物が自然状態では分解されず環境汚染を誘発するため議論となった。これに加え成分がワックス塗布作業をする装備担当者の体に蓄積されがんを誘発することがあるという研究結果が出たことから国際スキー連盟(FIS)は2023~24シーズンから国際大会での使用を禁じている。

FISが使用を厳格に禁止するフッ素ワックスを使ったことは弁解の余地がないミスだ。だがこの成分が検出された背景はまだミステリーだ。大韓スキー協会関係者は「フッ素ワックス使用禁止措置が施行されてからクロスカントリー代表チームは細かい成分分析を経て3年間同じ会社のワックス製品を使用している。この製品と関連し今大会の他の種目を含め各種国際大会で問題が発生したことはない。それだけでなく今回問題になった種目(スプリントクラシカル)の場合、男子選手は問題がないのに女子選手だけ禁止成分が検出されたのも理解できない部分」と話す。

協会関係者は「ワックス供給会社が製品を渡し間違えた可能性、練習過程で成分を細かくチェックせず使ったワックスのフッ素成分が残留した可能性などを念頭に調査を進めている。組織委が使った検査装備でエラーが発生する可能性についても確認する予定」と話した。

2026/02/11 17:15
https://japanese.joins.com/JArticle/344725

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