現代自動車グループ系列会社のボストン・ダイナミクスが開発したヒューマノイドロボット「アトラス」にLGエナジーソリューションのバッテリーが搭載されたことが確認された。
ロボット業界によると、LGエナジーソリューションはアトラスの開発初期段階からバッテリーを供給してきた。LGエナジーソリューションはテスラのヒューマノイド「オプティマス」のバッテリー供給会社としても知られている。ヒューマノイドロボット分野で注目されるテスラと現代自動車を顧客に抱える中で、ロボットバッテリーが電気自動車の需要停滞を克服する成長動力になるか関心が集まる。
最近消費者家電見本市のCES2026を通じアトラスが話題を集めており、業界ではバッテリーをどの企業が供給しているのか多様な推測が出ていた。一部では現代自動車の4輪型モビリティロボットプラットフォーム「モベッド」にバッテリーを供給するサムスンSDIがアトラスのバッテリーも供給するだろうという予想もあった。だがボストン・ダイナミクスの選択は自社の4足歩行ロボット「スポット」にバッテリーを供給したLGエナジーソリューションだった。
バッテリーはヒューマノイドロボットの稼動時間と範囲を決める核心要素だ。電気自動車は車体下部にバッテリーを広く設置できるが、本体空間が狭いヒューマノイドロボットはエネルギー密度が高い三元系バッテリーを使うほかない。アトラスにもLGエナジーソリューションの46シリーズ円筒形三元系バッテリーが使われる。業界では高性能三元系バッテリーを量産できる企業がLGエナジーソリューションとサムスンSDI、日本のパナソニック程度だけで選択肢は広くないとみている。嘉泉大学バッテリー工学科のユン・ムンス教授は「人間の胴体ほどの限定された体積でどれだけ出力を高められるかが核心だ。三元系バッテリーに強い韓国企業が有利だ」と話す。
LGエナジーソリューションは先月29日のカンファレンスコールで、「ロボット市場で6社以上の顧客にバッテリーを供給している」と明らかにした。金東明(キム・ドンミョン)社長は11日の韓国バッテリー産業協会総会で「大部分の人たちが知っているロボット企業と関係を結んでいる」と話した。業界ではテスラと現代自動車だけでなく、中国のロボット企業などもLGエナジーソリューションと協業しているとみる。これに対してLGエナジーソリューションは「顧客の具体的内容は明らかにし難い」とした。
もちろんヒューマノイドロボットバッテリーがすぐに電気自動車の需要停滞を克服するほどの売り上げを出すのは難しい。まだヒューマノイドロボットが開発段階であることに加え、ロボットの原価でバッテリーが占める費用は2%ほどと大きくないためだ。
だがバッテリー業界では未来成長動力としてロボットに期待をかけている。市場調査機関SNEリサーチはヒューマノイドロボット普及台数が2030年に69万台、2040年に5330万台まで増えると予想し、ロボットバッテリーセル市場規模も2040年に105億ドルまで拡大すると推定した。アトラスは2028年から米国の現代自動車工場に配置するなどすでに用途が決まっておりより期待感が大きい。サムスン証券のイム・ウンギョン研究員は、「アトラスは製造工場に適合したロボットで、サービス用であるオプティマスやエンターテインメント用の中国ロボットよりも実用的とみることができる」と評価した。産業研究院のファン・ギョンイン研究委員は「中国を牽制する米国は中国製バッテリーに依存できない状況だ。米国主導のヒューマノイドロボット供給網の中で韓国バッテリー企業に新たな機会が開かれるだろう」とした。
2026/02/12 08:56
https://japanese.joins.com/JArticle/344744