◇原油6%台急騰、14カ月ぶりの高値…「100ドルなら韓国物価1.1%ポイント上昇」
エブラヒム・ジャバリ・イラン革命防衛隊(IRGC)司令官補佐官は続けて、「ホルムズ通過を試みるいかなる船舶も焼き払う。1滴の石油も(ホルムズを)通過させない」と語った。ホルムズは世界の海上原油輸送量の約20%が通過する「エネルギーの動脈」だ。ただし、米中央軍は「2日前までイラン政権はオマーン湾に11隻の船舶を保有していたが、今日はゼロ(0隻)になった」とし、イラン海軍を壊滅させたと主張した。
国際原油価格は急騰した。2日の5月渡しブレント原油先物終値は1バレル当たり77.74ドルで、前取引日比6.7%上昇した。取引時間中には一時82.37ドルを付け、13%急騰したが、これは昨年1月以降で最高値だ。欧州天然ガス先物やLNG日本・韓国マーカー(JKM)も40%前後急騰した。キャピタル・エコノミクスは、原油が1バレル当たり100ドルまで上昇すれば、世界の消費者物価を0.6~0.7%ポイント押し上げると試算した。
物価を考慮すれば、米連邦準備制度(Fed)など主要国の中央銀行は利下げ時期を遅らせざるを得ない。世界の投資心理にも悪材料となる。JPモルガンの最高経営責任者ジェイミー・ダイモン氏は、「この状況が長期化すれば、想定以上に深刻なインフレが現れる可能性がある」と指摘した。
中東原油への輸入依存度が高い韓国は、打撃がさらに大きくなり得る。現代経済研究院は、国際原油価格が今年の年間平均で1バレル当たり100ドル水準(ドバイ原油基準)に達すれば、消費者物価上昇率は1.1%ポイント高まるとの推計を3日に示した。経済成長率は0.3%ポイント低下し、経常収支は260億ドル(約4兆1000億円)減少する。
金民錫(キム・ミンソク)国務総理は同日、中東情勢に関する関係閣僚会議で「経済には心理が重要だ」と述べ、不安心理をあおるフェイクニュースには厳正に対応する方針を明らかにした。
姜勲植(カン・フンシク)大統領秘書室長は青瓦台(チョンワデ)の首席秘書官会議で、「中東の地政学的不確実性が拡大する厳しい状況の中、政府本来の機能を果たすように」と指示した。
2026/03/04 06:49
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