イラン、トランプ氏の軍艦派遣要請に「紛争拡大させるな」

投稿者: | 2026年3月16日

イランのアッバス・アラグチ外相は15日(現地時間)、各国に対して中東紛争を拡大させかねない行動を自制するよう警告した。

AFP通信とロイター通信によると、アラグチ外相はフランスのジャン=ノエル・バロ外相との電話会談で、他国に対し「紛争を激化させ、その範囲を拡大しかねないいかなる行為も控えるべきだ」と述べたと、イラン外務省が同日の声明で明らかにした。

 アラグチ外相はまた「中東地域の不安定化の唯一の原因は米国とイスラエルだ」とし、「イランは米国とイスラエルの軍事基地や施設のみを標的としているため、域内の他国を攻撃していると考えるべきではない」と主張した。

アラグチ外相の発言に先立ち、ドナルド・トランプ米大統領は韓国、中国、日本、英国、フランスの5カ国を挙げ、ホルムズ海峡への軍艦派遣を要請した。

アラグチ外相は緊張緩和に向けた外交努力も進めていると説明した。これに関連し、カタール、サウジアラビア、オマーンなどと接触し、緊張緩和と紛争解決に向けた提案を受けて検討していると、イラクのメディア「クルディスタン24」が伝えた。

◇「まだあまりにも危険」…トランプ氏の軍艦派遣要請に海外メディア懸念

トランプ米大統領が韓国を含む5カ国にホルムズ海峡への軍艦派遣を事実上要請したことについて、海外メディアは派遣の危険性を指摘するとともに、実際に応じる可能性に疑問を示した。

英ガーディアンは14日、過去にペルシャ湾海域で英国軍艦を指揮したニール・モリセティ元海軍提督の発言を引用し、現在の状況ではホルムズ海峡でタンカーの安全を確保するのは危険が大きいと報じた。モリセティ元提督は「現時点では脅威レベルが高く危険なため、タンカーの護衛は当面見送るべきだとの見方もある」と述べた。

ガーディアンは今回の要請が、最近トランプ大統領が英国に対して見せていた態度と矛盾すると指摘した。トランプ大統領は7日、英国のキア・スターマー首相を念頭に「われわれがすでに勝利した戦争に後から参加しようとする者は必要ない」とソーシャルメディアに投稿した。

これは、先月28日に始まった今回の戦争の初期段階の空爆で慎重な姿勢を示していたものの、その後米国の支援により方針を転換した英国を念頭に置いた発言と解釈されている。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、タンカー護衛任務の軍事的負担についても指摘した。WSJは「タンカー護衛のために艦艇を投入することは、攻撃または防御任務から艦艇を引き抜くことを意味する」と報じた。これは、トランプ大統領がホルムズ海峡への投入による米軍戦力の空白を最小化するため、5カ国の支援を要請した可能性を示唆するものだと同紙は分析した。

◇イラン、ゲリラ式攻撃の可能性…軍艦被害の危険を警告

WSJはまた「こうした努力にもかかわらず、イランが強力な攻撃を行い、軍艦や商船を損傷・沈没させる危険は依然として大きい」と警告した。特に「イランの対艦巡航ミサイルは機動性に優れ、迅速な移動によってヒット・アンド・ラン攻撃が可能だ」と指摘した。

米ワシントン・ポスト(WP)は、トランプ大統領の軍艦派遣要請に関する投稿についてホワイトハウスに追加説明を求めたが、まだ回答を得ていないと報じた。

一方、韓国の大統領室関係者はトランプ大統領の要請について「政府は中東情勢および関連国の動向を綿密に注視しながら、自国民の保護とエネルギー輸送路の安全確保に向けた方策を総合的に検討し、多角的に模索している」とし、「韓米間で緊密に意思疎通を図り、慎重に検討したうえで判断していく」と明らかにした。

2026/03/16 06:59
https://japanese.joins.com/JArticle/346163

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