「ノー(No)プーチン、ノー・ロシア!」「ロシアは帰れ!」
6日(現地時間)、イタリアのベネチア・ビエンナーレのロシア館前では、ピンク色の目出し帽をかぶった国際女性団体「フェメン(FEMEN)」と「プッシー・ライオット(Pussy Riot)」の活動家らが、ピンク色の発煙筒を焚きながらシュプレヒコールを叫んだ。ベネチア・ビエンナーレにロシア館が参加することに反対するデモだ。イスラエル館前でも、「芸術は虐殺を容認しない(ANGA)」連合が、「虐殺国家館を閉鎖せよ」などと書かれたビラをまいた。
第61回ベネチア・ビエンナーレは、「In Minor Keys(短調で)」というテーマとは裏腹に、騒然とした雰囲気の中、開幕した。9日の開幕を前に、5~8日にはメディア・専門家向けのプレビューが行われた。ビエンナーレ財団は4日、「イランが不参加を通知した」と発表した。これに先立ち、先月30日には審査員5人全員が総辞職した。「国際刑事裁判所で反人道的犯罪の容疑で起訴された指導者がいる国は、金獅子賞と銀獅子賞の候補から除外する」と発表した後のことだ。ロシアとイスラエルがこれに該当する。ベネチア・ビエンナーレ財団はこれを受け、開幕式で行っていた授賞式を11月22日の閉幕日に延期し、観客投票による「訪問客獅子賞」を授与することにした。そのうえで、ロシアとイスラエルも受賞対象に含めた。
1895年に創設されたベネチア・ビエンナーレは、総監督が企画する本展と、各国が運営する国家館に大きく分かれる。個別作家だけでなく、国家館単位でも審査と授賞が行われるため、「美術のオリンピック」とも呼ばれる。今年の本展は、カメルーン出身の女性監督コヨ・クオ氏(1967~2025)が企画し、111人(チーム)の作家たちの作品で構成されている。国家館には99カ国が参加している。テーマ「短調で」について、クオ氏は「今は短調の旋律、囁きに静かに耳を傾け、低い周波数に集中すべき時だ」と説明していたが、昨年、肝臓がんと診断され57歳で亡くなった。本展に参加した韓国の美術家としては、済州(チェジュ)の海女たちの息を止める行為をテーマに叙情的な2チャンネル映像を出展したヨイ氏が唯一だった。
韓国館は「解放空間:要塞と巣」をテーマに6日開幕した。1945年の解放後から政府樹立までの3年間をテーマにした。チェ・ビンナ芸術監督は「2024年末の戒厳事態からモチーフを得た。政治的不確実性の瞬間が、どのようにコミュニティの想像力と社会的関係を形成してきたかを扱う展示だ」と説明した。小説家の韓江(ハン・ガン)氏のインスタレーション作品『ザ・フューネラル(葬儀)』も展示された。白い塩の上に黒く塗った木々を刺した造形物で、韓江氏の長編小説『別れを告げない』をモチーフにした作品だ。
韓国館の白い建物の内外には、尖った銅パイプの造形物が刺さっている。チェ・ゴウン氏の『メリディアン(Meridian)』だ。この造形作品は、隣の日本館前庭にも伸びていた。200体の赤ちゃんの形をした人形を設置した日本館では、そのうち2体が韓国館を見つめるように配置された。韓国館の開幕式では、歌手イ・ランの歌に合わせ、日本館の人形を抱いた参加者たちが行進した。1995年の韓国館開館以来、日本との初の協業だ。
2026/05/08 13:45
https://japanese.joins.com/JArticle/348803