韓日首脳が訪れる安東、沸き立つ雰囲気…河回村も準備に大忙し[ルポ]

投稿者: | 2026年5月18日

17日、慶尚北道安東市一直面(キョンサンブクド・アンドンシ・イルジクミョン)の南安東(ナムアンドン)インターチェンジ(IC)を通過して安東市内に入る道路の至るところに、これまで見られなかった横断幕が目についた。「日本の高市総理、安東への訪問を歓迎します」「韓日首脳会談の安東開催をおめでとうございます」などの内容が書かれた横断幕だった。

さまざまな地域市民団体の名義で掲げられたこれらの横断幕は、19日に安東で開かれる韓日首脳会談を控え、高市早苗首相の安東訪問を歓迎する内容だった。道路に沿って安東市内に入ると、市内の主要な交差点には同じ内容の横断幕がさらに多く目に入ってきた。

 李在明(イ・ジェミョン)韓国大統領と高市首相は、李大統領の故郷である安東で3回目となる首脳会談を行う。1月に奈良県で開かれた首脳会談以来、4カ月ぶりだ。

訪問団などが滞在することになる安東市城谷洞(ソンゴクトン)の大型ホテル周辺では、警察のバスやワゴン車、パトカーなど数十台の車両が移動する姿が目撃された。慶北警察庁と安東警察署をはじめとする6つの警察署は、18日午前をもって「甲号非常」を発令した。「甲号非常」は所属警察の全員に非常勤務を命令する最も高い段階の非常令だ。

会談と各種行事が行われる場所である安東の河回村(ハフェマウル)付近に近づくにつれて、韓日首脳会談の最後の準備がさらに慌ただしくなる雰囲気だった。河回村の中では、警護・行事関係者が動線を点検したり、施設の状態を確認したりしていた。芙蓉台(プヨンデ)の下の洛東江(ナクトンガン)沿いでは、19日夜の時間帯に行われる船遊綱火遊びの行事準備でフェンスが張られている様子だった。

安東市玉洞(オクトン)に住むクァク・スジョンさん(40)は「安東市内の至るところに横断幕が掲げられ、韓日首脳会談を控えた雰囲気が肌に感じられ、みんな浮足立っている状態だ」とし、「今回の首脳会談を通じて、韓国の美が生きている安東が世界中の人々から注目を浴び、観光客もたくさん訪れてくれれば嬉しい」と話した。

安東が国際社会の注目を集めるようになったのは久しぶりだ。1999年に英国のエリザベス2世女王、2005年に「パパ・ブッシュ」ことジョージ・H・W・ブッシュ元米国大統領、2009年にジョージ・W・ブッシュ元米国大統領が安東を訪問し、河回別神グッ仮面劇を観覧して屏山(ピョンサン)書院を訪問していた。しかし、両首脳が一緒に安東を訪問するのは今回が初めてだ。

高市首相は19日に大邱(テグ)空港に到着し、金珍我(キム・ジナ)外交部第2次官や李赫(イ・ヒョク)駐日韓国大使らの出迎えを受ける。その後、安東の韓屋ホテルに設けられた首脳会談場に移動し、少人数会談と拡大会談を経て、共同記者発表を行う。李大統領はホテルの入り口で直接高市首相を出迎える予定だ。

会談後の夕食会では、安東地域の宗家に伝わる古料理書であり宝物第2134号である『需雲雑方(スウンジャッバン)』に出てくる料理を取り入れた安東チムタク(鶏肉の煮込み料理)などのフュージョン韓国料理が提供される。夕食会の酒には安東の伝統酒である太師酒(テサジュ)・安東焼酎とともに、高市首相の故郷である奈良県の日本酒も一緒に並ぶ予定だ。

夕食会後、両首脳は在日韓国系のピアニストである梁邦彦(ヤン・バンオン)氏のピアノ演奏や、ピアノ・バイオリン・チェロの三重奏による公演を一緒に鑑賞した後、河回村の渡し場に移動し、伝統文化「船遊綱火遊び」を共に観覧する。船遊綱火遊びは、毎年旧暦7月に安動河回村の文人であるソンビたちが芙蓉台前の洛東江沿いに船を浮かべ、詩を詠みながら風流を楽しんだ遊びだ。続いて創作パンソリ『散りゆく火花のように』の公演も鑑賞する。

慶尚北道は、慶州(キョンジュ)のアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議に続き、安東が改めて国際外交舞台の中心地として注目されるようになったことから、慶尚北道の国際的な地位とグローバルネットワークが一段と拡大すると見ている。

黄明錫(ファン・ミョンソク)慶尚北道知事権限代行は「安東の河回村、屏山書院などの文化遺産と観光資源はもちろん、慶尚北道の優れた産業基盤を全世界に知らせる機会の場にしたい」と語った。

2026/05/18 15:37
https://japanese.joins.com/JArticle/349240

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