12年ぶり北朝鮮女子サッカーチームが訪韓試合…雨の中で5763人が観戦

投稿者: | 2026年5月21日

アジア女子サッカークラブ最強チームを決めるアジアサッカー連盟(AFC)女子チャンピオンズリーグ(AWCL)の決勝進出をかけて対戦した韓国の水原FCウィメンと北朝鮮のネゴヒャン女子蹴球団(以下、ネゴヒャン)は、悪天候にもかかわらずスタジアムを訪れた観客の前で奮闘した。激しい攻防を繰り広げた末、決勝行きのチケットはネゴヒャンの手に渡った。

20日午後7時に水原総合運動場で激突したAWCL準決勝には、雨が降る中、5763人(水原FC集計基準)の観客が集まった。悲壮な表情でピッチに現れた選手たちは試合開始前に軽くハイタッチを交わす姿も見られた。北朝鮮の選手団が韓国で開催されるスポーツ大会に参加するのは8年ぶり、北朝鮮の女子サッカーチームの来韓は12年ぶりだ。

 韓国統一部は今月11日に南北協力基金管理審議委員会を開き、南北女子クラブチームの応援支援として南北協力基金から3億ウォン(約3180万円)を投入することにした。このためピッチ外では「南北のクラブチームをどちらも応援する」という対北民間団体を中心とした共同応援団のスタンスと、「ホームアドバンテージ」を十分に生かせなくなるというサッカーファンの立場が見られたが、この日のスタジアムではそれぞれ試合を楽しむ姿だった。

水原FCのサポーターズ「フォートレス」は歌や掛け声で熱い応援をし、共同応援団は水原FCウィメンとネゴヒャンのロゴが入った小さな旗を両手に持って「いいぞ、水原!」「頑張れ、ネゴヒャン!」などと叫びながら両チームを応援した。

スタジアム周辺は早い時間から応援に訪れた人々で賑わっていた。パク・ジェミョンさん(45)は「12年ぶりに韓国を訪れた北の女子サッカーチームの選手たちを見ようと思って子どもたちと一緒に来た」とし「北の選手も韓国でいい思い出を作って帰ってほしい」と語った。ノ・ヒョンジョンさん(41)は「南北関係が冷え込んでいる状況だが、今回の南北女子サッカーの試合が平和の呼び水になってほしいという思いで応援団に参加した」と話した。

この日の試合には大韓サッカー協会の鄭夢奎(チョン・モンギュ)会長、鄭夢準(チョン・モンジュン)元会長、禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長、崔輝泳(チェ・フィヨン)文化体育観光部長官など政界・財界の要人も出席した。李在明(イ・ジェミョン)大統領はこの日午後に青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)で開かれた第22回国務会議兼第9回非常経済点検会議で「私が行けなくて残念だ。行ってみたいが行くなと言われたので」と話した。

鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官は参加しなかった。鄭長官はこの日、国会外交統一委員会の全体会議に出席し「AFCが大韓サッカー協会に送った声明を見ると、政治的状況とは切り離して純粋なスポーツの国際イベントとして進行できるよう協力してほしいという要請があった」とし「このためスポーツ関連の主務部処の文化体育観光部長官は試合を観戦するが、統一部長官はこうした政治的考慮を排除するという観点から観戦しないことにした」と説明した。

準決勝の試合で勝利したネゴヒャンは23日午後2時に水原総合運動場で日テレ・東京ヴェルディベレーザ(日本)と決勝戦を行う。優勝賞金は100万ドル(約1億5000万円)。

一方、北朝鮮国営メディアはこの日、アジアサッカー連盟(AFC)U-17(17歳以下)女子アジアカップで優勝して帰国した代表チームを迎え、平壌(ピョンヤン)市内でカーパレードを行うなど大々的な歓迎行事を開いた、と報じた。北朝鮮は17日、中国の蘇州スポーツセンタースタジアムで行われたU-17女子アジアカップ決勝で日本に5-1で勝利して優勝した。

2026/05/21 07:58
https://japanese.joins.com/JArticle/349379

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